シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

2008-01-01から1年間の記事一覧

今年の一文字 “変”

今年も残すところ11日となりました。 スキー場に雪がないというニュースが、大々的に報じられる暖冬。 そのおかげで、今ひとつ季節感を実感できない師走を迎えています。 毎年恒例の、京都清水寺の漢字一文字が決まりました。 今年の一文字は “変”。 これを…

終着駅

終着駅 歌/奥村 チヨ 詞/千家 和也 曲/浜 圭介 落ち葉の舞い散る停車場は 悲しい女の吹きだまり だから今日もひとり 明日もひとり 涙を捨てにくる 真冬に裸足は冷たかろう 大きな荷物は重たかろう なのに今日もひとり 明日もひとり 過去から逃げてくる ・・…

役目は終わろうとも‥

木の枝 星野 富弘 使いみちもなく 放り出された木の枝 しかし その陰で 寒さをしのぐ虫がいた 拾い上げて 杖にする人がいた 初夏、夏の真っ盛り、初秋、晩秋‥と、特別な目的があるわけでは ないのですが、ずっと同じ紫陽花を追い続けています。 教会へ続く坂…

石垣いちご

沖縄・八重山諸島の石垣島産のいちごでもなく‥ 静岡の駿河湾沿いの石垣で栽培されている、石垣いちごでもなく‥ 夕焼け小焼けの里、八王子市小津の山道で見つけた石垣いちごです。 夫が撮影した写真の中から、私が特に選り抜いた最新版ショット。 「どうせな…

お祈りするカマキリ

今年も霜月。 朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。 朝、ふと窓の外に目をやると、ベランダの隅っこに一匹のかまきりが! 時間が止まってしまったかのように、微動だにしません。 まるで魔法にかけられて固まってしまったようにも見えます。 そんなカマキ…

花と蜂

アザミに惹き寄せられる一匹の蜂。 秋の山路を散策してきた夫が、ドラマの一瞬を切り取ったかのような 小さな物語を写してきてくれました。 厳かな命の営みについて、二つの詩が心に浮かんできます。 生命は 吉野 弘 生命は 自分自身だけでは完結できないよ…

金色の世界

金星 (ヴィナス) 三好 達治 海のやうな 夕べの空に 耳鳴りほどの羽音をたてる 金の蜜蜂… 谷の向ふ 向ひの山の 疎林の上に休んでゐる 金星(ヴィナス) やがて彼女は尾根に隠れる 私は石の上に登る しばしの間 彼女は見える やがて彼女は尾根に隠れる 私は…

限定品(中村憲剛バージョン)

季節限定。期間限定。限定版。限定出版。特別限定企画‥ 限定の二文字が付くことによって、体の奥で何か得体の知れない虫のような ものが、モゾモゾうごめき出す感覚ってありませんか? 最初に断り書きを入れておきますが、私は特別に「限定品」に弱いほうで…

踏みつぶされた葡萄から

本を読んでいて、ダイナマイト級のパンチを喰らったような強烈な言葉に 出会うことが、少なからずあります。 今日も、そんなダイナミックな言葉に出会いました。 ヘンリー・ナウエンという神学者の『今日のパン、明日の糧』という 本の中に書いてあった言葉…

コスモスが咲く丘

花は はじめに 一つだけ咲く それから風が吹いて 子供たちの笑い声がして バスが何台も通り過ぎて いつのまにか 花の雲は 木をすっぽり つつんでしまう あれから 風が吹いて 子供たちが帰ってきて 夜が何度も あかりを消す頃 おわりの花が 一つだけ咲いてい…

いわし雲

季節は今年も、変わりなく巡っているようです。 いわし雲‥ 言葉は要りません。 この青空を泳ぐ、大群のいわし雲を眺めていようと思います。

奥多摩散歩道

先週、奥多摩方面に出かけた夫がレンゲショウマという珍しい花を 写してきてくれました。 恥ずかしそうに俯く姿が、清純な乙女のようにも見える可憐な花です。 漢字で書くと“蓮華升麻”。 ずいぶん、違ったトーンに聞こえます。 最盛期は夏、真っ盛りの8月頃…

岩尾別旅情

岩尾別旅情 作詞・作曲・歌/さとう宗幸 北の果て 知床の 吹く風は 冷たく 波、荒い オホーツクの 白い カモメは遊ぶ 丘の上に咲く一輪の エゾニューの花に寄れば あかね色の空に光る 小さな星一つ 友と語る 知床の 岩尾別の宿よ 静かに 雨降る夜の 思い出は…

何という愛

インターネット・ショッピングの楽しさを覚えてから、やや衝動買いが 増え、緩んだ財布の紐を締め直さねばと思っている今日この頃… 今朝も注文した図書が届きました。朝の家事もそこそこに読み始め、 結局は最後まで読み通してしまいました。 今、水を打った…

美しく枯れる

生きていて強く 枯れてなお あたたかな野の草 老いることの 大切さを思う 枯れることの 美しさを思う 星野 富弘著『早さの違う時計』~ねこじゃらし~ 世の中はアンチ・エイジングが大流行。 化粧品会社も、競って新製品を開発しています。 いつまでも若く華…

誰かが あなたを愛してる

誰かが あなたを愛してる (作者不詳) 誰かが あなたを愛してる。 その愛を知ってほしい、 どこへ行くにも一緒にいたいと、 誰かが あなたに願っている。 誰かが あなたを愛してる。 遠い昔から。 あなたの心に住むことを 待ち望んでいる。 ・・・・・・・・・・・・・・・…

私は‥ 信じます

わたしは日が照っていないときでも、 太陽の存在を信じます。 愛を感じることができなくても、 愛の存在を信じます。 神が沈黙している時でも、 神の存在を信じます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ これは、第二次大戦中に爆撃…

グランマ=モーゼスを目指して

グランマ=モーゼス(1860~1961)が絵を描き始めたのは、なんと彼女が75歳の時 だったそうです。貼り絵をして孫にプレゼントするのがモーゼスの楽しみでしたが、 リューマチを患ってからは貼り絵をするのが難しくなり、その代りにと絵筆をとった のがきっか…

ささやかな幸せ

確か、イラストレーターでエッセイストの中山庸子さんの本に書いてあった ように記憶しているのですが、「これは絶対、採用!」と思ったアイディアが あります。タイトルは「ささやかな幸せ」とか「自分へのプレゼント」とか、 そんな感じのものだったと思い…

あしあと Footprint

あしあと Footprint マーガレット・F・パワーズ ある夜、わたしは夢を見た。 わたしは、主とともに、なぎさを歩いていた。 暗い夜空に、これまでのわたしの人生が映し出された。 どの光景にも、砂の上にふたりのあしあとが残されていた。 ひとつはわたしのあ…

わが家の癒しスポット

今日は、わが家の中で最もホッとする癒しスポットを紹介します。 思わせぶりな書き出しに、さぞかしラブリーな空間を想像した方も 多いのではないでしょうか。 実は‥ その癒しスポットとはWater Closet。略して「WC」。 つまり、トイレットのことでした(~_~;…

私のお気に入り

これといって公表するようなコレクションはありませんが、いつの間にか 集まっていたというものが、けっこうあります。 私が紅茶党ということを知って、友人たちが贈ってくれた各国の珍しい紅茶の缶。 洋酒の小瓶には、棚に飾っておきたい可愛いものが多いけ…

庭を造る

庭を造る 作者不詳 人は耕し植え、草を抜く。 鍬と鋤をもって汗を流す。 神は光と雨と風を送られる。 そして庭が造られる。 人は耕すことを喜び、 また土を起こす。 何と素晴らしいことよ、 神とともに働くことは。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 花を眺め…

紫陽花は移り気?

梅雨空に、これほどしっくり似合う花は他にありません。 紫陽花は、うっとうしい季節の神様からの贈り物。 くすみのない柔らかな色調は私たちの目を和ませ、心の曇り空も 一掃してくれるようです。 白色に近い薄い色に始まり、浅黄色、天色、薄紅色、えんじ…

W杯アジア最終予選へ

久しぶりにサッカーの話題を! 6月16日付のサッカー新聞・ELGOLAZO(エルゴラッソ)に掲載されていた 記事をもとに、日ごろ代表戦に感じていることを書いてみようと思います。 新聞の一面のタイトルはこれ。 ≪ニッポン、W杯アジア最終予選へ突破決定!≫ 14…

花に教えられること

すかしゆり 星野 富弘 ブラインドのすき間からさし込む 朝の光の中で 二つ目のつぼみが 六つに割れた 静かに反り返ってゆく花びらの 神秘な光景を見ていたら この花を描いてやろう などと 思っていたことを 高慢に感じた 「花に描かせてもらおう」 と思った …

本当のもてなしとは

五月も終わりにさしかかる頃、私たち夫婦は深い親交のあるドイツ人宣教師宅に 招かれました。お忙しい宣教の働きの合間を縫って、私たちのために時間を割き、 手厚くもてなしてくださる、その温かい心配りに感謝の気持ちがあふれます。 この日のホストは、12…

「ことば」と「沈黙」

三、四年前、何気なく開いた新聞に、ハリール・ジブラーンという レバノン生まれの詩人の記事が載っていました。 その時、私はジブラーンという名前を初めて知り、心のセンサーが 動くままに一冊の詩集を購入。そこに書かれている言葉の美しさ、 宇宙的なテ…

『私の部屋のポプリ』から

映画監督だった熊井敬さんの奥様で、ポプリ研究家、エッセイストの 熊井明子さんのお洒落な文章が好きです。 博識を絵に描いたような方で、ご自分で紡ぎだされる言葉はもちろん 極上のものですが、古今東西の名言至言を、かくも軽やかに、そして インプレッ…

ターシャのように

ターシャ・チューダーという女性をご存じですか? ターシャはアメリカ・バーモント州の森に住む、挿絵画家。人形作家。 そして世界中に多くのファンを持つ、1915年生まれのガーデナー。 化粧品会社は今、競ってアンチ・エイジングを謳い、新製品の開発に 力…