花は はじめに 一つだけ咲く
それから風が吹いて
子供たちの笑い声がして
バスが何台も通り過ぎて
いつのまにか 花の雲は
木をすっぽり つつんでしまう
あれから 風が吹いて
子供たちが帰ってきて
夜が何度も あかりを消す頃
おわりの花が 一つだけ咲いている
◇.....◇.....◇.....◇.....◇.....◇.....◇
彼岸花の名所があると聞いて出かけた場所で、思わぬオマケがつきました。
先週、夫がハイキングに行った埼玉県の高麗の里・巾着田「曼珠沙華公園」。
燃えるような赤い絨毯の曼珠沙華パークを堪能し‥
ふと目を前方に移すと、そこにはなんと色とりどりのコスモス畑が!
夫曰く、一粒で二度おいしい、今回のハイキングだったそうな。
風にそよぐコスモスを見ているうちに、岸田衿子さんの詩が浮かんできました。