シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

お祈りするカマキリ

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今年も霜月。
朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
朝、ふと窓の外に目をやると、ベランダの隅っこに一匹のかまきりが!
時間が止まってしまったかのように、微動だにしません。
まるで魔法にかけられて固まってしまったようにも見えます。
そんなカマキリを眺めながら、いつ動き出すかと根比べ。

しかし、5分、10分、20分たっても一向に動く気配なし。
よく見ると両手を合わせて、お祈りのポーズをしているようにも見えます。
ちょっと興味が湧いてきてデジカメでパチリ。

パチリ! パチリ! パチリ!

足音にも、カメラにも全く怖がる様子もなく、ピクともしません。
かなりの至近距離から接写しても、1个眛阿ないカマキリ。

移りゆく季節を思い、何を祈っているのでしょうか?

なんだか邪魔をするのが申し訳なくなって、そうっと部屋に戻りました。



カマキリは半日ほど同じ姿勢で祈っていましたが、家事に気を取られて
いるうちに、いつのまにか姿を消していました。
お腹が膨らんでいるようにも見え、新しい命を世に送り出す前の
厳かな祈りのひとときだったのかもしれません。

命の営みの不思議を考えさせられる、晩秋の朝の一コマです。