本を読んでいて、ダイナマイト級のパンチを喰らったような強烈な言葉に
出会うことが、少なからずあります。
今日も、そんなダイナミックな言葉に出会いました。
ヘンリー・ナウエンという神学者の『今日のパン、明日の糧』という
本の中に書いてあった言葉です。
「私たちには、踏みつぶされた葡萄から美味しいワインが出来ることを
思い出させてくれるような友人が必要です」
どんなに物事を前向きに捉えようとしても、際限のない失望の闇に、
心が閉ざされる時があります。
そんな時、もし傍らに「踏みつぶされた葡萄から、芳しく熟成したワインが
絞られるんだよ」と、やさしく囁いてくれる友がいたなら‥
私たちの中に、悲しみに耐えられる力が蘇って来るかもしれません。
そんな友がいたならば、幸せ。
そんな友になれたら、さらに幸せ。
カタログを見ていて突然、思い立ち、見よう見まねで作った紙粘土の壁掛け。
不出来を恥じて、廊下の壁にぽつねんと掛けられています。