シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

日本人のDNAは耳が悪い? 

  

 

昨日は春の嵐のような悪天候の祝日でした。朝は晴れていたけれど、

午後は雷雨の情報もあり、洗濯物は部屋干しに。夫も仕事で朝から遠出

したので、久しぶりにフリータイムを満喫した一日になりました。

 

手作りカードやデコパージュ用のモチーフを切り抜いたり、用途別に

仕分けしたり、読書をしたり‥。月に2~3日、こんな日があると

リフレッシュできるのですが、なかなかそうはいかないのも主婦業です(~_~;)

 

 古い本ですが、曽野綾子さんの『「受ける」より「与える」ほうが幸いで

ある』(大和書房)という本を読み返していたら、「なるほど」と思える

ことが書いてあり、自分にも当てはまるなぁ‥と。

 「外国語の聞き取り能力」という本題の中に“日本人のDNAは耳が悪い?

”聞き違いから生まれた外来語”という小見出しがついた記事が載っていました。

ちょっとピックアップしてみます。

 

 今は誰も知らない「チャンコロ」という言葉。中国人に対する蔑称なのだ

そうです。実は、これは日本人が、「中国人」(チュンコーレン)を聞き

違えて発音しただけのことで、けっして蔑称ではなかったはずだと。

同様にロシア人に対する蔑称とされている「ロスケ」という言葉も、実は

日本人の耳の悪さから来ているらしく、「あんたはどこの人かね」と聞く

日本人に、ロシア人が「ルスキ(ロシア人)だ」と答えた、その問答に

端を発しているのだとか。外国語に馴れない日本人ゆえの聞き違いなのだと

曽野氏は書いています。

 そう言えば、私が生まれる前の話ですが、私の家族も樺太に渡り暮らして

いた時期があります。当時、近所に住んでいたロシア人のことを、祖父が

「ロスケ」と呼んでいたのを思い出し、そうそう!そう言ってたっけと

記事の内容が合致しました。

 

 また、曽野氏が幼い頃、お母さんが四角い大きな固形石鹸を使って洗濯を

していたそうです。いわゆる「ミヨシのマルセル石鹸」のこと。そのマルセル

石鹸も日本人の耳の悪さから来たものだと書いてあります。これは曽野氏の

推測だそうですが、フランス船の乗組員が固形石鹸で洗濯をしているのを見た

日本人が、「それは何というものかね」と聞くと、どこから来たのかを問われた

と思った船員が「マルセイユだ」と答えたことから、マルセル石鹸の名前が

今日まで定着してしまったのだろうと。

 

 ちなみに私の母もマルセル石鹸の愛用者で、私もよく使っていましたが、

いつからか店頭から姿を消してしまいました。生産が中止され新製品に

変わったのかもしれません。古き善きものは、ぜひ残してほしいものですね。

 

 曽野氏は「日本人は、どうも人一倍耳が悪いらしい。おそらく日本人全般に

あるDNAの特徴なのだ」と結論づけています。それが正論かどうかは別として、

私も昔からヒアリングが苦手で、発音を正しく聞き取れないほうでした。

義務教育で若い頃から英語に触れているはずなのに、英会話は無理‥という

日本人が多いのは、このDNA説にも一理あるのかも?

 いやいや、最近の聴こえの悪さはこの仮説のせいにあらず。明らかに加齢に

よるものでしょう。コミュニケーションに支障が出る前に、一度、耳鼻科を

受診したほうが良いかもしれません(^o^;)