シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

岩尾別旅情

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     岩尾別旅情  作詞・作曲・歌/さとう宗幸

   北の果て 知床の
   吹く風は 冷たく
   波、荒い オホーツクの
   白い カモメは遊ぶ
   丘の上に咲く一輪の
   エゾニューの花に寄れば
   あかね色の空に光る
   小さな星一

   友と語る 知床の
   岩尾別の宿よ
   静かに 雨降る夜の
   思い出は もう消えぬ
   ランプを見つめ かの友と
   旅の情け うたえば
   暗い夜の 谷間へそっと
   麗しく 流れゆく

   別れてゆく 知床の
   霧にけむる道で
   手を振る君の姿は
   花の陰に消えた
   いつの日か また会えると
   笑顔で別れてきた
   君の声が 今も聞こえる
   その日まで さようなら

富良野釧路湿原・知床・層雲峡・旭山動物園… 
思い立って道央、道東の旅に出かけたのは、ちょうど一年前のことでした。

憧れの北海道は、期待を裏切らない圧倒的なスケールで私に迫ってきました。
3泊4日の旅のハイライトを選ぶとすれば、「知床旅情」ならぬ「岩尾別旅情」
と言えるでしょうか。

「岩尾別旅情」は「青葉城恋歌」で有名な、さとう宗幸さんの作詞作曲の歌。
学生の頃に通った歌声喫茶で、よく歌っていた思い出深い歌でもあります。
詩もメロディも美しく、とても気に入っていた曲なのに、遠い記憶ゆえに
長いこと出だしのフレーズすら思い出せずにいました。

その懐かしい曲が、遊覧船オーロラ号の中で、静かに流れてきたのです。
ハッと気がついた瞬間、あまりの感動に鳥肌が立ちました。
まさか当地、岩尾別で再び聴くことができるとは! 

紺碧のオホーツク海の水面。
視界に飛び込むものはと言えば‥ 
青い空、白い雲、岸壁。群れ飛ぶカモメ、沖ゆく船だけ。

目を閉じて、オホーツクの海の、どこまでも長い水平線を思い浮かべています。