シャロンの薔薇

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W杯アジア最終予選へ

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久しぶりにサッカーの話題を!

6月16日付のサッカー新聞・ELGOLAZO(エルゴラッソ)に掲載されていた
記事をもとに、日ごろ代表戦に感じていることを書いてみようと思います。
新聞の一面のタイトルはこれ。

 ≪ニッポン、W杯アジア最終予選へ突破決定!≫

14日のタイ戦に快勝し3次予選をクリアするまで、怪我や体調不良による
選手たちの離脱、出場停止などで苦境を通らされ続けた岡田ジャパン
戦いは相手チームだけでなく、高温多湿なアウェイでの環境も手ごわい敵
だったに違いありません。

チームとしての成熟度はいかほどのものか、監督の采配は的を得たものか、
などなど言いたいことは山ほどありますが、ともあれ3次予選突破は嬉しい
ニュース。素直に喜ぶべきでしょう。

個人的には地元である川崎フロンターレのサポーターですから、今回の3次
予選遠征に、川崎Fから4人の選手(中村憲剛川島永嗣寺田周平、井川
祐輔選手)が招集されたのは非常に嬉しいこと。
期待度もかなり高かったのですが‥

結局、オマーン戦では起用されず、中にはベンチ入りすらできない選手も
いたのにガックリ(-"-)
折しも、国内ではナビスコ杯で勝ち残れるかどうかの瀬戸際にあり、
良いゲームを展開したものの主力4人の穴埋めは、やはり厳しいものがあり
惜しくも敗退という結果に終わってしまいました。

岡田監督の選手起用の基準が、イマイチ分からないというか納得できないで
います。自分の眼鏡にかなった若い選手、老練の選手へのこだわりというか、
公平を欠く人選に思えてなりません。6月14日のタイ戦も、19歳の香川選手以外は、
ほぼ固定されたスターティング・メンバー。

新鮮味のなさにモヤモヤが昂じてきていた私は、半ば、どうでもいいような
投げやりな気分になって観ていました。自称サッカーフリークの私としたことが、
すっかりボヤッキーと化していました(-_-;)

ところが、後半25分。
故障の右足首に限界を来たした中村俊輔選手に代わり、我らがケンゴの登場!
自ずと見る側にも力が入り熱くなってきましたが、ゲーム自体にも動きが出て
息を吹き返したような流れに!

そして終了間際の43分、ついにケンゴの悲願のゴールが生まれ‥

この瞬間に、今までのモヤモヤがサーッと吹き飛んでいきました。
そして、さらに爽やかな気持ちにさせられたのが、試合後のインタビュー
に答えたケンゴの言葉です。自分の了見の狭さが恥ずかしくなりました。
以下、新聞からの転載です。

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【前を向いて進歩を続ける男】  MF 14 中村憲剛川崎F)  

「今は自分にとって必要な時期」と最初は何を意味するのか分からない
ことを中村憲は言った。岡田監督に代わってからも中村憲は、体調不良
だった北朝鮮戦とコートジボワール戦を除いて常にスターターだった。
ところがオマーン戦はホームとアウェイの両方でピッチに立つことが
できなかった。
パラグアイ戦では去年のアジアカップでコンビネーションを磨いた中村俊、
遠藤、鈴木と自在に絡んだ。リーグで負傷した足はオマーンに旅立つ
までに完治した。だが、出番は回ってこなかった。

「今まで代表に入ってから自分は順調過ぎました。でも遠藤さんや
中澤さんでも最初はサブだった。だから今どれくらい頑張れるかというのが
自分にとって重要なんです」

86分、駒野からのパスを冷静に沈めた。歓喜でユニフォームを脱ぎかかり、
警告を受けると思って慌ててやめた。仲間の祝福を一通り受けると、
中村憲はベンチの前に走っていってサブの選手たちとハイタッチした。

「川口さんは出られないけどチームを励ましたり、(鈴木)啓太とかも
そういうことをしているし、オレ、そういうの分かっていたから」

中村憲が入ってからボールが動き始めた。それが中村憲の特長でも
あり、本人が出場したらやろうとしていたことでもあった。出られない
失望感やチームを支えるみんなの思いを込めた中村憲のプレーだった。

「前を向いてそのまま進歩し続けます」

そういうと、ちょっと安堵した表情で中村憲はバスに乗った。

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「いつ出番がきてもいいように、短い時間でも結果を出せるように
準備しています」と自分のブログに書いていたケンゴ。
その通りの結果になって、誰よりも当の本人が喜んでいるだろうと思います。
大学のサッカー部時代から、マネージャーをしていた奥さんと二人で、今も
同じ夢に向かって歩きつづけるファンタジスタ
焦らず、おごらず、しっかり地に足をつけ、前を向いて進歩し続けてほしい、
いつまでも注目していたいアスリートです。