シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

言葉

あらためて... <あれから9年>

東日本大震災から丸9年。十年一昔とも言いますが、震災に遭った 多くの人にとっては、語り尽くせぬ長い歳月だったことでしょう。 その日私は、東北新幹線の車中、しかもトンネルの中でその瞬間を 迎えました。仙台に住む92歳の義母を訪ねた帰りの出来事でし…

クリスマスローズの花によせて

「おばあちゃんはクリスマスローズが好きなの」と、 当時5、6歳だった孫に話すと、すかさず、「クリスマス ローズはバラ科じゃなくてキンポウゲ科の多年生植物で、 根は毒があるから、飾る時は気をつけてね」と。 そうなんです。調べてみるとクリスマスロ…

パンデミックに備える知恵

パンデミック(pandemic)という言葉を初めて聞いたのは、 ここ数年のことでしょうか。耳新しい言葉です。 ウィキペディアで調べるとパンデミックとは、「ある病気 (感染症)が国中あるいは世界中で流行すること」とあります。 今、中国の湖北省武漢市を中…

すべての過去に納得して進む

新年おめでとうございます。 2020年が平和な一年でありますようにお祈りいたします。 三が日の朝は古里・仙台流というか我が家流のお節料理でスタート。 団地生活をしていた若い頃は、ママ友たちに負けじと手の混んだ おせちに挑戦していましたが、ここ十数…

シクラメンを描く

先日の水彩画教室で、鉢植えのシクラメンを描きました。 薔薇や紫陽花、向日葵などはよく描きますが、シクラメンには 過去3度ほどしか挑戦していません。シーズンが、慌ただしい 12月頃の花だからかもしれませんね。 12月17日付の読売新聞・編集手帳に、1975…

わたしたちが正しい場所に 花は咲かない

『わたしたちが正しい場所に 花は咲かない』 たまたま目にしたこの本のタイトルが気になり、誰が書き、どんな 意味、どんな内容の本なのかをGoogleで調べてみました。 作者はアモス・オズ(1939-2018)。イスラエルの著名な作家です。 イスラエルとパレスチ…

母という文字から

これは私がデッサン会で描いた一枚ですが、 星野富弘さんの詩画集にも、苺を題材にした 素敵な詩があります。 「苺」 苺という文字の中に 母という字を入れた 遠い昔の人よ あなたにも 優しいお母さんが いたのでしょうね 時代は変わりましたが 今の子供達も…

しおん の花言葉

ハンドルネームに“しおん”を選んだのは、 ほかにも幾つか理由があるのですが、単純に しおん(紫苑)という花が好きだったことも あります。淡い藤色は自己主張することもなく、 景色に優しく調和している。自分の内向的な 性格に重なるところに惹かれるのか…

本には月の光が織り込まれている

涼しい夜風が快い季節になりました。 長い秋の夜は読書がいちばん。 一日の終わりに、読みかけの本のページを繰って続きを読む 贅沢なひととき。それはエンドレスの家事に勤しむ主婦への ご褒美かもしれませんね。 年と共に目が疲れやすくなり、長時間の読書…

物を贈る、ことばを贈る

最近、陶芸教室で作った器を、お世話になっ た方や親しい人にプレゼントする機会が増え ました。 陶芸を始めて5年が過ぎ、自作の器も増え続 け‥、収納が難しくなってきたことも理由の一 つです。でも、人に物を贈るというのは、けっ こうデリカシーが必要な…

葡萄の気持ちで

8月半ば、「富士山を見にいこう」という夫の誘いを受けて、 河口湖方面へのバスツアーに参加してきました。 ふだん、雨女ではありませんが、その日はあいにくの曇り空。 傘はささずにすんだものの、富士山は濃い霧に隠れて、 最後まで姿を現すことはありませ…

木の影に憩う

梅雨が明けてから、連日の猛暑にバテ気味の今日このごろ。 用事でやむなく出かける時は、日陰のありがたさに 感謝、感激です。 過去記事にも書きましたが、日陰と聞くと、あることばを 思い出します。 『心の部屋を空けて』(堀 肇著/いのちのことば社)とい…

インナーピースを保って

長いこと自分史を綴っています。 所属するサークルでは、本編だけでなく、その年の重大ニュースから 各々が感じたことを特集記事として書いています。 6月発行の記念誌に間に合うよう、2018年のニュースを振り返って みました。話題が多すぎて絞るのが一苦労…

チコちゃんに叱られないように

以前、ブログにも書いたことがありますが、ギリシア語には 時を表す「クロノス」と「カイロス」という言葉があるそうです。 端的にいうとクロノスは「時刻」を、カイロスは「時間」、 「機会」、さらに言うと「決定的瞬間」を表すとのこと。 時計の針が刻む…

賢人になるための条件

ネットで調べ物をしていたら、目的とは別のコンテンツに 目が留まりました。「賢人になる七つの条件」というものです。 【賢人になる七つの条件】 1.自分より賢い人がいる時は沈黙する 2.人の話の腰を折らない 3.答える時に慌てない 4.常に的を射た…

白血球のように生きる

「何のこと?」という声が聞こえそうな、妙なタイトル ですが、最近聞いた礼拝説教の中で、特に心に残った 言葉なので、書きとめておこうと思います。 賀川豊彦という人物をご存知でしょうか。 大正・昭和期における様々な社会改革運動の先駆者と 言える人物…

和みのある人

時間がある時に、日曜礼拝の説教メモを清書しています。 ただ、礼拝は日曜ごとにやって来るので、この先もずっと 追いかけごっこですが(-_-;) 先日、何気なく心に留まった箇所があります。 あなたがたが私から学んだこと、受けたこと、 聞いたこと、見たこと…

解決するということ

イエス様が生きていた時代、ギリシャ社会ではビジネス用語 として“テテレスタイ”という言葉が、よく使われていた そうです。“テテレスタイ”とは借金や負債の返済が終了 した時に、借用証書に押される完済の証印のこと。 完済という響きには、何とも言えない…

ディアスポラと木枯し紋次郎

先日、礼拝説教の中でディアスポラという、耳慣れないことばを 聞きました。ディアスポラとは「離散の民」という意味の ギリシア語由来のことばだとか。 自分が住む国や民族を離れて暮らす人々、又はそのコミュニティを 指すのだそうです。 離散と聞いて、昔…

アメリカインディアンの教え

批判ばかり受けて育った子は、非難ばかりします。 敵意に満ちた中で育った子は、だれとでも戦います。 ひやかしを受けて育った子は、はにかみやになります。 妬みを受けて育った子は、いつも悪いことをしているような 気持になります。 心が寛大な人の中で育…

足るを知る

先日、ブログ友達の記事の中に“足るを知る”というフレーズが 書かれているのを見つけました。 “足るを知る”―。 理屈では分かっていても、全うするのは難しい言葉ですね。 因みに、息子が中学の時の担任が“知足”(ちたる)という 名前の先生でした。なんでも…

信じるということ

かなり昔、『リビング・ライフ』(発行:日本ツラノ書院) という月刊誌を購読していました。その「例話集」の中に 載っていた記事が心に残っています。 第二次世界大戦の終わり頃、連合軍はドイツ軍に対する 掃討作戦を遂行。狙撃者が潜んでいないか、しら…

笑いダイエット

教会の友人が、毎年プレゼントしてくれる小さなカレンダー。 キリスト教関連書籍を扱う出版社のもので、月ごとに役に立つ トピック、可愛いイラストが盛り込まれています。 扉のタイトルは「笑TIME 笑LIFE」。 そして1月のトピックは‥ <笑いダイエット> 一…

共感するということ

「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。」 新約聖書 ローマ人への手紙 12章15節 <泣く者といっしょに泣きなさい>という言葉は、私たちも 比較的たやすく実行できることかもしれません。悲しんでいる人に 寄り添うこと、同情または同調…

初めはミクロの世界から

かなり昔、NHKの教育番組の中で「ブーフーウー」という劇を やっていました。グリム童話「三匹のこぶた」を題材にしたもの だったと思います。 3匹の子豚の兄弟は、恐ろしい狼から身を守るために、それぞれ 家を建てます。長男のブーは藁の家を、二男のフー…

ルーティン・ワークの大切さ

五郎丸ポーズで有名になった“ルーティン”という言葉。 ルーティン・ワークとは決まった動作、仕事をするという意味だそうです。 同じことの繰り返しでは、飽き飽きしてくるデメリットもあるでしょう。 一方、手順が同じだと物事を自動的に進められるメリッ…

クロノスとカイロス

ギリシア語には時間を表す「クロノス」と「カイロス」という 二つの言葉があるそうです。常々、時間の大切さを覚える私は、 折りにふれ、この二つの言葉の意味を考えています。 「クロノス」は年、月、分、秒で測ることができる時間のこと。 「カイロス」は…

珠玉の言葉に出会う時

ここ何年か、ブックオフやネット通販サイトを利用する機会が 増え、めっきり書店で本を購入することが少なくなりました。 それに家族が皆、読書好きとあって蔵書の数は半端なく、 我が家は超重量級家屋であることが悩みの種です。不要な本を 処分し、できる…

バラの蕾は集められる時に!

猛暑に辟易している昨今ですが、肌を刺す暑さの中にも 秋の気配が確かに感じられるようになりました。 ベランダの朝顔のつるの先にアキアカネが‥。 時というものは静止することがありません。 だから一刻たりとも、無駄づかいをしたくない。 とうに人生の折…

シャロンのバラ咲く国で

喜べない時にも喜んだ。 耐え難い時に、耐え忍んだ。 留まっていたい時にも、前進し続けた。 会話を楽しみたい時に、沈黙を守った。 自分の考えがあったにもかかわらず、主に従った。 これが彼の全てだった。 聖徒とは、どのような人のことでしょう? 姿を…