シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

和みのある人


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時間がある時に、日曜礼拝の説教メモを清書しています。
ただ、礼拝は日曜ごとにやって来るので、この先もずっと
追いかけごっこですが(-_-;)


先日、何気なく心に留まった箇所があります。

 あなたがたが私から学んだこと、受けたこと、
  聞いたこと、見たことを行いなさい。そうすれば、
 平和の神が あなたがたと ともにいてくださいます。
            -フィリピ人への手紙49節-

伝道者パウロが、ローマの監獄からフィリピ教会へ宛てた
手紙の一節です。フィリピ教会はパウロの熱心な伝道に
よって建てられました。その大切な教会の良からぬ噂を
耳にしたパウロ先生。牢屋で悶々とするうち、どうしても
一筆したためねば!と奮い立ったのでしょう。

どんな噂だったかというと‥。


教会の重鎮である、ユウオディヤとシンティケという
二人の女性の仲がギクシャクし出して教会前進の妨げに
なっているという。教会が神の家族だとしても、個の集団
です。反りが合わない、相性が悪い、虫が好かない、そんな
ことは、けっこう〝あるある話〟です。


使徒と呼ばれるヨハネとペテロさえ、性格は正反対でした。
一人ひとり、性格も、能力も、ペースも違うのですから
摩擦があって当然なのです。


それでもパウロは二人に忠告します。「一致しなさい」と。
パウロが言うのは、「すべて合わせなさい」ではなく、
「キリストと同じ思いを持ちなさい」という意味でしょう。
又は「キリストをお手本にしなさい」という助言でしょうか。

「キリストについて学んだこと、受けたこと、聞いたこと、
見たこと」を、「概念ではなく実生活に生かしなさい。
そうすれば、自ずと平和が生まれるでしょう?」と。


余談ですがユウオディヤさんとシンティケさん、まさかの聖書に
実名を公表されてしまいましたね! キーパーソンであっても
無名のままだったり、さりげない登場人物の実名が、しらっと
記録されたり‥。聖書って本当に面白い書物ですね。


さて、パウロが求める〝平和〟について思うこと――。


以前、リストラに遭って失職中の友人を、ハローワーク
勤務する親友に紹介したことがありました。親友はその道
ウン十年の大ベテラン。良い知らせが届くと期待して
待っていましたが、返って来た答えは「ノー!」でした。
理由は「“和み”がないから」と、きっぱり! 期待が
大きかっただけに、友人には申し訳なかったのですが、
親友に言わせると〝和み〟は、重要な判断基準なのだそうです。

和みのない人はどこか尖っていて険があり、仕事場で
上手くいかないケースが多いのだとか。持って生まれた
性格によるところは大きいでしょうが、生き方が反映するの
かもしれません。顔が人生の成績表とか言われたりしますが、
第一印象で本質が見透かされるとしたら、恐いですね(-_-;)