シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

インナーピースを保って

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長いこと自分史を綴っています。
所属するサークルでは、本編だけでなく、その年の重大ニュースから
各々が感じたことを特集記事として書いています。


6月発行の記念誌に間に合うよう、2018年のニュースを振り返って
みました。話題が多すぎて絞るのが一苦労です。


読売新聞によれば上位に平昌五輪、冬季最多13メダル獲得。
フィギュアの羽生結弦選手の連覇、最年少での国民栄誉賞受賞。
そして西日本豪雨、スポーツ界で不祥事続出などなど‥。


たくさんあるニュースから、最も印象に残った話題を選ぶとしたら、
私は女子テニス、大坂なおみ選手の全米オープン優勝でしょうか。
自他ともに認めるサッカー狂の私。実はテニスも大好きです🎾
そんな理由もあり、今年の特集記事は表彰式での大坂なおみ選手の
スピーチに焦点を当てて、書いてみようかと構想を練っています。
まだ大筋ではありますが、さらっと書き留めておこうと思います。


優勝までのプロセスに必要だったもの――。
大坂選手はそれを「インナーピース」という言葉で表現しました。
「インナーピース」があると、雑念が消え集中しやすいのだと。


「インナーピース」
日本語では「内なる平和」「平常心」などと言い換えられるで
しょうか。“雑念”というのが本当に厄介なもので、一瞬でも
勝ちたいとか、勝たねばという思いがよぎると焦りが生まれ、
次の一球、一手の妨げになったりするのです。同じようなことが

徒然草』の中にも書いてあるようです


「勝たんとして打つべからず。負けじと打つべきなり。』


勝とうと意識すれば、焦りや闘争心が湧いて心が騒ぐ。
負けないように平常心を意識すれば、ゆとりが生まれる。
要は気持をコントロール出来るかどうかで、事がうまく進む
ということなのでしょう。


新約聖書・共観福音書(マタイ・マルコ・ルカ)に出てくる、
ある有名な場面があります。


湖上で嵐に遭い、舟が沈みそうになった時、船尾で眠っている
エスを叩き起こし、「先生、私たちが死んでもかまわないのですか」
と慌てふためく弟子たちの姿。決してよそ事ではなく、非常事態が
起こると平常心など、どこへやら‥の「あるある話」です。


自然界をも支配できる神様が一緒にいるのに、恐怖心に負け、心の
在り処が崩壊してしまう。平常心が有るか無いかは、先に進めるか
否かを決定づけることなのかもしれません。


大坂選手が「インナーピース」という言葉を発信してくれたおかげで、
心の舵取りがいかに大切かを、しっかりインプットできました。
大坂なおみ選手、これからもインナーピースを保ちながら、破竹の
快進撃を続けてほしいものです。

※写真は先日、やっと完成にこぎつけた一人用鍋と小鉢。
 無心になって土を捏ねることは、インナーピースの鍛錬に
 役立ちそう‥という、こじつけで(~_~;)