シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

パンデミックに備える知恵

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パンデミックpandemic)という言葉を初めて聞いたのは、

ここ数年のことでしょうか。耳新しい言葉です。

ウィキペディアで調べるとパンデミックとは、「ある病気

感染症)が国中あるいは世界中で流行すること」とあります。

 

今、中国の湖北省武漢市を中心に、コロナウィルスによる新型肺炎

猛威を奮っています。まさにパンデミックの兆しに、世界中の人が

戦々恐々としています。

 

別のサイトで、ドイツ在住の友人が言及していた記事が強く

心に留まりました。旧約聖書で定められている食物規定について

書いてありました

 

旧約聖書レビ記11章には、神が定めた食べて良い動物、食べては

ならない動物が、ここまでするかと思うほど細かく分類されています。

 

動物のうち、すべてひづめが分かれ、完全にひづめが

割れているもので、反芻するもの、それは食べてもよい。

ただし、反芻するもの、あるいは、ひづめが分かれている

ものの中でも、次のものは食べてはならない。

らくだ。これは反芻はするが、ひづめが分かれていないので、

あなたがたには汚れたものである。 レビ記1134

 

うさぎや豚も同様に汚れたものとされています。ユダヤ人が

豚肉を食べないのは、この規定によるものなのだと納得します。

他にも地を這う爬虫類、四足で歩くカブトムシの類、多足の

などが忌むものとされています。さらに、次のような細則が続きます。

 

あなたがたは‥ それらの死骸に触れてもいけない。

それらは、あなたがたには汚れたものである。 

                 レビ記118

 

死骸に触れる人は誰でも汚れ、その汚れは夕方にまで及ぶとも。

死骸が触れた衣服、器、皮や袋も水で洗わなければならない。

洗えないかまどや炉は砕き壊さなければならない。などなど。

 

友人は「旧約聖書の規定によって、確実に新型ウィルスから

守られていた」その内容に、改めてびっくりしたと綴って

いました。もし汚れた生き物や、その死骸に触ってしまったら、

帰宅後、体を洗い清めるなど、すごい感染予防であること。

ユダヤ人が国がなくなっても、民族が生き延びて来られたのは、

まさにこの徹底した防疫生活習慣にあったのだと思ったと。

 

私も友人の言う通りだと思います。清い・清くない動物を

分ける基準は神様の中にあり、なぜそうなのかという理由は

分かりません。ただ神様が定めたことを守るかどうかが、

禍福を決定づける分かれ道になるということなのでしょう。

 

3000年以上も昔に、これほど徹底した食物規定があったこと、

そしてそれが現代にも十分通用する素晴らしい知恵であった

ことに、ただただ驚かされます。

 

新型肺炎の終息宣言がいつになるか分かりませんが、この危機的

状況が鎮静化するまで、手洗い、マスクは徹底したいものです。