シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

ポプリが香る金婚式の宴(うたげ)

 

 

10月20日、結婚50周年を迎えました。

 

「人間五十年 下天の内をくらぶれば、夢まぼろしのごとくなり」

 ~悠久の時の流れに比べたら、50年はあっという間である。~

 

織田信長が好んだ言葉だそうですが、そうは言うものの50年の

歳月は決して短くはありません。譲り合い、支え合い、許し合い、

互いに敬い、感謝して受け入れ合うのが夫婦であるとすれば、私たち

夫婦は100点満点のうちの何点? 50年の間には色々な障壁も衝突も

あったし、せいぜい60点か70点?まあまあ、そんなところでしょうね。

 

 聖書の創世記に結婚についての、こんな記述があります。

 

  ‥それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び合い、

   ふたりは一体となるのである。  (創世記2章24節)

 

 父母を離れ‥は重要なキーワードです。男は結婚と同時に、両親の

もとから精神的にも独立しなければなりません。結婚生活を送る上で、

最も難しいのは、マザコンが絡む母と息子の関係とも言われます。

聖書は、最も大事にすべきなのは夫婦関係であると教えています。

親や子への深い愛情は言うまでもありませんが、夫婦間には肉親の

愛情に近い、尊い関係を築ける可能性があるというのです。つまり、

男女が長い時間をかけて心が一つになること。これが結婚の真髄と

言えるのでしょう。

 

 金婚式とは「金色の輝きを得た豊かさ」という意味を込めて呼ばれる

ようになったそうですが、いえいえ、現実はそんな輝きとは程遠いもの。

豊かさより欠けのほうが多いかもしれません。 でも、お互いが健康で

50年の節目を迎えられたことは、当然なことではないという意味で、

感謝すべき記念日に違いはありません。

 

 

 


 息子たちがお祝いの宴(うたげ)と記念品を用意してくれました。

これからも二人仲良くといういう意味で、九谷焼のペアマグカップと、

ポプリのブーケです。

 因みに、ポプリの語源はフランス語で「ごった煮料理」を意味した

pot pourri。 直訳は「腐った鍋」になるそうな。 え~、なんですかそれ? 

ちょっと、この直訳は引いてしまいますよね~(~_~;) 

 

 もともとは「ごった煮」を意味する料理用語だったようですが、花、葉、

香草、香辛料、木の実、果物の皮、苔、精油などを混ぜ合わせ壺のような

容器に入れ、熟成させて作る室内香をポプリと呼ぶようになったみたい

です。腐った=熟成。と考えれば、そうなのかもしれませんが、“ポプリ”の

イメージダウンは否めないですよね(・・;)

 

 これからの一年一年も、この香りのブーケのように、調和の取れた

家庭を築いていきたいと思っています。