シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

七変化する紫陽花によせて

 

 

 紫陽花の話題が続きますが、今がピークのマイガーデン。

夫も私も、ハサミを入れるのがあまり好きではないので、

咲くがまま、ゆっくり、じっくり眺めて楽しんでいます。

 

 紫陽花は植えた土が酸性かアルカリ性かで花の色が変わります。

また、時間の経過も色の変化の手助けをします。少しずつ微妙に

変化する色の移ろいも、紫陽花が愛される理由なのでしょうね。

 

 高齢者の仲間入りをし、フレイルという言葉がジワジワと身に

染みるようになりました。外目にはあまり違いが分からなくても、

体の内側は老化現象まっしぐら。生きとし生けるものの定めです。

“老いは迎え撃て”という言葉もあるようですが、抗わず、過剰に

ネガティブにならず、紫陽花のように身を委ね、その時どきを

自分色に染め上げていく、そんな姿に憧れる思いも湧いてきます。

 老いることにはメリットもあります。年齢と共に、いろいろな

思いが削ぎ落とされて、核心となる大切なものが見えてくることが

あります。年長者ならではの利点とも言えるでしょう。いつかは

誰もが身につく「老人力」。胸を張って良いと思うのです。

 

“内なる人は日々新たにされる‥”、聖書のことばに励まされます。

 

 「‥‥、私たちは落胆しません。たとえ私たちの外なる人は

   衰えても、内なる人は日々新たにされています。」

       (新約聖書 コリント人への手紙 第ニ 4章16節)

 

 紫陽花のパステル画。描くほどに、手でこすれて消えてしまう

パステル画材は、使いこなすまで時間がかかりそうです(~_~;)