シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

ルターの薔薇

先月、子育て時代の友人4人と有楽町で会食を楽しんできました。
もう40年来のお仲間で、年に一度は集まっているから、
お互いのこともよく分かっていて、スッと話題に入れます。
〝一日にしてならず〟の関係。本当に心地よく、貴重ですね。
 
「佐藤養助・稲庭うどんの店」という所で美味しい定食を
堪能し、銀座東急プラザまでブラブラ。屋上の柔らかな
日差しを浴びながら、のんびり和菓子セットに舌鼓。
四方山話に盛り上がる、とっても贅沢な時間になりました。
 
別れ際、誰からともなく出た言葉…、「これからは(………)、
年に二回くらい集まらない?」に、一同、顔を見合わせ苦笑い。
(………)の伏字が、たぶん“先も短いことだし”だと、
みんな暗黙の了解だったからでしょうね。
また、秋ごろに集合の号令がかかることでしょう。
 
みんなと別れ、ちょっと寄り道して銀座四丁目へ。
実は、ここは私のお気に入りのお店が多い場所なのです。
時間も時間なので、教文館という書店にだけ行くことに。
1・2階は一般図書、3階がキリスト教関連図書、4階が
<エインカレム>という、カードやCD、グッズのお店。
5階が<ナルニア国>という児童書を扱っています。
その日は4階を見て回ることにしました。
 
可愛いグッズぞろいで目移りするほど。いやいや、今日は
見るだけですよと自分に言い聞かせながら歩いていると‥
予感的中、「これは買わなきゃ」と思うものが目の前に現れた~!

イメージ 1
 
なんでしょう? はい! ルターの薔薇のピンブローチです!!
 
 ルターとは、あの宗教改革で有名なマルティン・ルター
カトリック教会から追放されたルターが、逃亡の苦境の中で
自分の信仰理解を、このシンボルマークに込めて表したものだ
そうです。ルター家の紋章だった薔薇をモチーフにしたようです。
 
中心にある黒い十字架エスの苦しみを
赤いハート十字架によって癒された私たちの心
周囲の白い薔薇は鳩や天使に象徴される喜び、慰め、平和を、
外側の青色は天の扉が開き、澄んだ空から白い鳩が下って来るイメージ、
金色の輪は、永遠に続く救いを表しているのだとか。
 
このバッジは直径1㎝余りのミニサイズなので、印字されていませんが、
本来は薔薇の下に、次のような題字が刻まれているそうです。

「薔薇の上に置かれたキリスト教徒の心臓は、
十字架の真下にあるとき脈打つ」
 
昨年秋、洗礼を授けていただいたO宣教師が、日本での働きを
終えて母国ドイツへ帰られました。その少し前、感謝とお礼を
込めて、お住まいを訪問した時に、ショート・メッセージを
してくださったのですが、それが <ルターの薔薇 LutherRose
の話でした。
 
「ハートの中心に何があるか、私たちの人生に確かな土台が
あるかどうか。いつも、この紋章から自己を吟味することが
大切です」と。
 
そんな予備知識も得ていたせいか、このピンブローチを見た瞬間、
「これは買わなきゃ!」という、当然のリアクションになりました。
430円也。ふだんから身につけて、自分の信仰を見直したいと
思います。