シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

立方の世界に生きる


最近よく、聖書を題材にした映画が公開されますね。
もうかなり昔になりますが、私も高校時代に「十戒」という
映画を観に行ったことがあります。
今では陳腐に見えるトリックも、当時としては大スペクタクル。
紅海が二つに割れるシーンには度肝を抜かれました。

モーセ率いるイスラエルの民がエジプトを脱出するわけですが、
前には葦の海、後ろにはエジプト軍。まさに八方塞がりの窮地の
場面で、まさかの展開ですから(笑)。この「十戒」を見た人なら、
強烈な印象として心に焼きついているのではないでしょうか。

さて、今年は元日から聖書通読に取り組んでいます。
2015年度の教会全体の取り組みでもあるのですが、個人的にも
今年こそ通読達成を目標に掲げていたのでタイムリーでした。

今、ちょうど「十戒」の映画のシーン、出エジプト記
読んでいます。ひと通り自分で咀嚼しながら聖書を味わうの
ですが、たまに手引書などを参照することもあります。

「八方が十六方が塞がっていようが、神を信じる者には
上が空いている。信仰者とは、平方の生活をする者ではなく、
立方の世界に生きる者である。」
      榎本保郎著「旧約聖書 一日一章」より引用

何か、突き抜けた確信が与えられる気がしませんか。
人って、前とか後ろとか右とか左とか、物事を咄嗟に平方で
考えてしまいがちですから。上を仰いで祈ることができる
特権を忘れないようにしたいものです。

聖書は、つまみ食い的な読み方をすることが多いのですが、
やはり前後の流れに沿って読む通読に、大きな意味がある
ことが分かります。一日に四、五章。丁寧に読むと2時間は
かかります。外出したり、用事があったり困難もありますが、
優先順序を決めておくと、無駄な時間は極力省こうという
習慣がつき、結果的に家事も効率よく回るようになります。
さて残り11ヶ月で聖書全66巻、読めるでしょうか。

頑張ります!!

※写真はアーモンドの花