シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

杜の都 仙台を青葉城跡から一望する

 

 

 7月25日~30日まで、ふるさと 仙台で過ごしてきました。

旅の目的は兄の7回忌、義母の13回忌法要に参加するためです。

以前は一人暮らしをしていた義母を見舞うため、一年に何度も

往復していたものですが、東日本大震災を機に母を川崎に呼び

寄せ、その2ヶ月後に母を天に見送って以来、数えるほど

しか帰郷していません。間にコロナも挟み、今回は4年ぶり。

 

 それぞれ、法事の日程に開きがあったため、久しぶりに

長期の滞在となり、そのおかげで高校時代の友人とも会えて、

一日ゆっくりドライブを楽しむことができました。

「せっかく仙台へ帰ってきたのだから…」と連れて行ってくれた

所は、仙台藩伊達政宗の騎馬像がある青葉城跡。

 

 幼い息子たちを連れてきたことがありますが、それ以来の観光

名所です。もう40年以上も昔のことかと感慨もひとしお。当時は

超高層ビルなど殆どなく、様子はだいぶ変わっていましたが、

天守台から一望する杜の都 仙台の街並みは、青々と繁る樹々に

包まれ美しく輝いていました。

 

 それにしても、この夏の暑さは尋常ではありません。少しは

涼が期待できるかと新幹線を降り立ちましたが、期待は見事に

裏切られました。炎暑地獄は関東も東北も大差ないようです。

 

 5泊6日の旅程の中、大勢の親戚に会い、昔話に興じることが

できたのは本当に嬉しいことでした。特に二人の姉たちとは、

処々、抜け落ちた記憶を埋めるがごとく、夜更けまで延々と

思い出話に花が咲いたこと、これが旅一番のハイライトでした。

 ほとんどの親戚が初対面の二人の孫にとっても、心に残る

夏の家族旅行になったことでしょう。

 

 ふるさとの山に向かひて言ふことなし

  ふるさとの山はありがたきかな

 

 石川啄木の詩が浮かんできます。一時でも喧騒を離れて、

温かく、優しく迎えてくれる “ふるさと” があることの幸せに

心から感謝しています。