コロナの自粛期間を挟み、ライブ会場へ足を運ぶ機会が
ほぼ皆無に近かった数年間でしたが、8月27日、久しぶりに
“一推し”のアーティスト、マークアキクサさんの新曲アルバム
リリース記念スペシャルライブに、姉と二人で行くことが
叶いました。ネイティブ・アメリカンフルートの醸し出す
荘厳な音色に魅了された一日になりました。
マークアキクサさんはネイティブ・アメリカンフルート奏者の
第一人者で国内外に多くのファンを持つアーティスト。
このフルートはインディアンフルートとも呼ばれる様々な形態の
木管楽器で、その調べはどこか昔懐かしい、幼い頃を思い出させる
ような音色が特徴です。今回のセットリストには組まれていません
でしたが、こんな動画を見つけましたので、ぜひ一度、この楽器の
音色をお聞きになってみてください。涼を求める人にピッタリ!
癒やされること、間違いなしです。
コロナによる影響は、聴衆だけではなくアーティストにとっても
ライブ活動を脅かす深刻な事態だったようです。無観客ライブを経て、
晴れて対面での演奏が叶った喜びがマークさんの言葉から、ひしひしと
伝わってきました。
どの曲も心に響く旋律でしたが、中でも「サザンクロス」という曲が
心に染みました。先の見えない不安な心を鎮め、平安を求める鎮魂の
祈りが、哀調を帯びた主旋律から感じ取れました。
サザンクロスとは南十字星のこと。4つの主要な星から成る十字架の
ような形をしている星ですね。賛美歌を思わせるような曲調は、大いなる
神への祈りへも通じるかのようで、慰めと希望を感じさせるものでした。
ライブ終了後、CDにサインをしていただきましたが、これからしばらくは、
毎日のBGMになりそうです♫~♪
以前に書いたブログに重複しますが、笛という楽器は、天地を創られ、
万物を支配される神様への畏敬の念を、賛美と感謝の祈りとして届ける
“管(くだ)”の役割があるのかもしれない…。そんな思いを新たに、
ライブ会場を後にしました。
み恵みを取り継ぐに
通り良き管(くだ)として
聖歌578番「主の愛の汝(な)がうちに」の一節が浮かんできます。