シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

木の影のような人に

 

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カテゴリーを「サッカー」にしようか「本」にしようか
迷いに迷った今日のブログ。
 
なぜなら、リオ五輪で脚光を浴びたサッカー日本代表
大島僚太選手のことと、座右の書「今日のパン、明日の糧」
H.ナウエン著)の引用記事と、どちらも伝えたい比重が
同じくらいだからなのです。
 
まず大島僚太選手のこと。
長く応援する川崎フロンターレに所属して5年。
今季からは10番を背負うチームの主力選手です。

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すでに入団の頃からスーパーな選手の萌芽が見えました。
ポスト中村憲剛の呼び声も高く、着実にスキルアップを遂げ、
五輪代表に選出。この輝かしい成長カーブはフロンターレサポに
とっては当然のこと。いささかの驚きもありません。
今も伸びしろバンバンの成長株です。
 
リョータが見つかるのは時間の問題と思っていたので、
5年もかかったのは意外です。かなり謎です。しかも女子の
サッカーファンに見つかって当然の正統派イケメン。
 
みんな見る目がないなぁ‥と思う一方、見つからないで‥と
思うのもファン心理なのでしょうね(~_~;)
しかし、さすがに抜きん出た逸材。とうとう、見つかるべくして
見つかってしまいました!
そんな悲喜こもごもの感想を抱くフロサポは、私以外にも
相当いるのでは?
 
僚太選手は高校時代、「もじもじ君」とあだ名をつけられた
ほど内気な性格とか。それはインタビューの受け答えからも
分かります。目立とう精神の多いスポーツ界の中では、稀な
キャラクターなのかもしれません。反面、プレーに関しては
大胆不敵。えぐいキラーパスやシュート、ドリブルで魅せて
くれます。普通の選手なら3秒かかるところを、彼は1秒で
判断し、状況を打開するとは監督の弁。憲剛選手という最高の
お手本の横で、ひたむきに技術を磨き、成長を続けている、
Jリーグで最も目を離せないプレーヤーかもしれません。
 
僚太選手の性格が「内気」であると書きました。
オランダ出身の神学者H.ナウエンが自著の中で「内気であることの
すばらしさ」という記事を書いています。
 
 内気であることには、何か言い知れぬすばらしいものが
あります。私たちの文化は内気であることを長所とは考えて
いません。むしろ単刀直入であり、相手の目を見、自分の思う
ことを語り、恥じることなく自分のことを打ち明けるようにと
奨めます。しかし、‥‥それは影のない木のようなものに
見えます。しかし、内気な人々は長い影を持っています。
この内気な人々のすばらしさの多くはこの影の中にあって、
‥簡単には説明出来ない、また言葉にしきれない人生の神秘を
思い起こさせてくれます。
   ヘンリー・ナウエン著「今日のパン、明日の糧」より
 
 
内向的な私は、けっして「明るく、元気で、はきはきと」とは
生きてきませんでした。今も引っ込み思案は相変わらずです。
だからナウエンの「内気な人は、木の影がある人」という言葉に
励まされます。影の中にその人の特性や本質が秘められている
のなら、疲れた人、渇いた人がホッと身を横たえられるような、
やさしい影を伸ばしていきたいと思えるからです。
 
僚太選手も、長い影の中に蓄えられた秘技を、強弱、緩急を
つけながら、味方の窮境に手を差し伸べる選りすぐりの
配球でチームを活気づけ、サッカー選手としての頂上を目指して
駆け登っていってほしいと思います。
最後は少々、こじつけになってしまいましたが(;´∀`)

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