シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

曲がり角の向こう側

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女性なら一度はモンゴメリの『赤毛のアン』を読んだことが
あるでしょう。遠い昔、私も夢中になって読みました。
小学校か中学か、確か国語の教科書にも載っていたと思います。


近年、朝ドラ「花子とアン」でクローズアップされ、さらに
若い層のファンも増えたことと思います。


テレビは見ていませんでしたが、話題に乗り遅れまいと
『アンのゆりかご』(村岡花子著)を読んでみました。
赤毛のアン』からの引用文も多く、翻訳家によって選び抜かれた
言葉の数々に強く惹きつけられ、本編をまた読んでみたくなりました。

印象に残った一節です。


  いま曲がり角にきたのよ。
  曲がり角をまがったさきになにがあるのかは、わからないの。
  でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの。


信仰を持つことは、単なるプラス思考とは違います。
確かな将来への信頼と希望。曲がり角も谷底も、神様の視点で見れば
決してマイナス要因ばかりではありません。心の引き出しに、どれだけ
神様の言葉や思いを蓄えているか。そして、そこから何を引き出すかで
状況は変わります。恐れは平安に、暗闇は光に、失望は希望に…。


村岡花子さんが東洋英和女学院に在学中、当時の校長ミス・ブラックモアは、
建築中の校舎が台風で二度も倒壊するという失意の時に、こう言って
教職員や生徒たちを励ましたそうです。


  雨の後に


  虹が出ます。


  恵みの虹を信じましょう。

また卒業式の時には、


「最上のものは過去にあるのではなく、将来にあります。旅路の

最後まで 希望と理想を持ち続けて、進んでいく者でありますように」

との祈りを捧げたそうです。


私たちの人生も、曲がり角や岐路に立たされることが多くあります。


そんな時、ただうろたえたり、怯えたり、思考回路をマイナスに
合わせるのではなく、アンの言葉を思い出したいと思いました。


写真は栃木県にある芝桜、ネモフィラ、ポピーなどが咲き競う
公園で写したもの。アンが曲がった先って、こんなファンタジックな
お花畑だったかもしれませんね。