今、ジョン・クァン著『一生感謝』という本を読んでいます。
クリスチャンは、祈りの時、信仰の体験を話す時、
折々に「感謝」という言葉を口にしますが、すべてが心の底から
湧き上がる思いというより、習慣や常套句になっていることに気づき、
反省することがよくあります。
本の中にこう書いてありました。
「感謝する(thank)ということばは、考える(think)ということばを
語源とする。考えを変えさえすれば、感謝できないものはない。」
確かに!
困難な状況にも何かの意味があり、それを乗り越えるための
レッスンを受けているという発想の転換ができるなら、
それはきっと感謝につながっていくでしょう。
考えるとは目の前の出来事を感謝に置き換えること、感謝を探す
能力なのかもしれません。
また、次のようなインパクトのある引用文が載っています。
「カイコが、自分の口から出る糸で家を作って生きるように、
人も、自分の口から出ることばで自分の人生を作り上げているのだ。
『他人に与えるものは、必ずいつか戻ってくる。人生はブーメランだ。
私たちの考え、ことば、行動は、いつになるかは分からないが、
必ず返って来る。そしてそれらは、不思議なことに自分自身に
命中する。不平のことばも、感謝のことばも、いつかは山彦となり、
自分の人生に戻ってくる。それが人生の法則だ。」
(フローレンス・スコヴェル・シン)
うーん!
人生はブーメラン、ですか!
自分の発したことばに責任を持たなければなりませんね。
一瞬、一瞬の中にも感謝すべきことを見つけ出す心と力を、
育てていきたいと思いました。
※写真は今年のイースター(3月31日)の祝会のご馳走。
皆さん、腕によりをかけた一品に、心から感謝です。