シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

ガラスペン

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20年ほど前、カイワレ族という言葉が流行しました。
村崎芙蓉子さんの『カイワレ族の偏差値日記』がベストセラーとなり、
流行語大賞の部門賞を受賞したほど世に浸透しました。
偏差値教育という管理社会の中でひしめき合う中高生の悲哀を
実によく表現している言葉だと思いました。

なぜカイワレかというと、モヤシっ子ほどはひ弱じゃない。
そんなところでしょうか。
何とか一つ頭を飛び出して目立ちたいと思うのに、みんな同じように考えて
せめぎ合うものだから、思うように抜け出ることのできないもどかしさ。

私の半生を振り返ると、物心ついてから現在まで、まさにカイワレ族
そのものだったなぁ‥と思い至るものがあります。

ドングリ、カイワレ、その他大勢‥。
何か失敗したり、恥をかいたりした時も、存在感が希薄であるために
いつまでも人の記憶にとどまらないというメリットもあります。
社交的ではないし、注目されるのが大の苦手なので、
むしろ私にはそのほうが居心地がよいかもしれません。
でも、やはり何度も「初めまして」と言われたりすると切ないですよね(-_-;)


前ふりが長くなりました。
そんな私ですので、いつの頃からか光るものが好きになりました。
一箇所でもビーズやスパンコールを施したものを身につけたり‥。

ガラスペンもお気に入りです。
実用的なものというより、眺めるといった趣向でしょうか。
コレクションとまではいかないのですが、ガラスペンは滅多に
店頭で見かけることはないので、偶然に見つけた時は、
少々ハイコストでも購入するようにしています。

ガラスペンを手に持っていると、ちょっとだけ飛び出たカイワレになれたかな。
そんな気分になれます(*^^)v