俳句とハイクが趣味の夫。
一度で両方の趣味を堪能できる吟行にはまっています。
老眼が始まった目でシャッターチャンスを捉えるのは難しい‥
などと言い訳しながらも、その日に写してきた写真を得意げに
披露してくれます。私はその量の多さに疲労‥困憊(>_<)。
とまあ、寒~いダジャレはこれくらいにして。
長いこと絵を描いていますので、私もそれなりの絵の具は持っています。
ただ、絵の具箱を見て思うのは、渋い色ばっかりなこと。
白と黒、赤・黄・緑の3原色はともかく、使う色はと言えば、
黄土色、オリーブ色、セピア色、バーントアンバー(黒褐色)、
ねずみ色、プルシャンブルーなどなど。
まず綺麗な色やピュアな色はありません。
たまにはショッキングピンクなど未知の色を使いたい衝動に
駆られることもあるのですが、絵の具を前にビビってしまって、
結局は使わずに終わってしまうでしょうね。
そんなわけで私の絵は、ほぼ、ぎりぎりまで明るさ、鮮やかさを
落としたアースカラーを基調にしたものばかりです。
だからモチーフに選ぶのは、いつも、この写真の感じ。
抑えた色調であっても、けっして暗過ぎない。
わずかな燭光、大気が通る風穴、かすかな温もりが、
どこかに感じられるような一瞬の光景に絵心がくすぐられます。
いまいち私がセレクトする基準に、ご不満のカメラマン。
もっと分かりやすい、くっきり、はっきりのナイスショットを
褒めちぎってほしいのでしょうね。
まあ、好みは人それぞれということで。