シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

永遠の戸よ。上がれ。

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新年おめでとうございます。
2017年が希望と平和に満ちた一年になりますように、
お祈りいたします。


今年もマイペースの悠々ブログになると思いますが、
お時間のある方は、ぜひ、お立ち寄りくださいませ。


さて、例年に漏れず忙しい年末年始ですが、少し時計を
巻き戻し、クリスマス礼拝での心に残ったメッセージを
振り返りたいと思います。


昨年はちょうどぴったり1225日が日曜日。
「永遠の戸よ。上がれ」というタイトルの説教でした。
内容もクリスマスにふさわしい感動的なものでしたが、
私の心に響いた理由は、ほかにも、もう一つありました。
それは牧師さんの説教が、ZION、つまり“シオン”に
言及していたからです。


私がネット上で用いているハンドルネームが“シオン”。
シオンというのはエルサレムの東側にある小高い町のこと。
シオンの丘とも呼ばれ、後にエルサレム全体、さらに
イスラエルの地全体への形容詞ともなったのだそうです。
富士山と聞くと日本という国を連想するような、どこか
郷愁を帯びたシンボリックな言葉に近いという説明を聞いて、
うん、シオン、なかなかいいなと思ったわけです(^^;)
一を聞いて十を知ってほしいとまでは言いませんが、
「聖書」「薔薇」「サッカー」「言葉コレクター」などの
言葉に、私“シオン”を連想してもらえたら嬉しく思います。


説教の聞き方が、やや横道にそれたので本論に戻します。


ダビデ王はエルサレム遷都にあたり、イスラエルとは別部族の
エブス人からシオンの要塞を攻め取りました。その難攻不落の
好地をダビデの町とし、神殿を建設することを決めました。
神殿の完成は、息子ソロモン王の時代になります。


まだ神殿のない時代、礼拝は幕屋で行われていました。
モーセの“十戒”を収めた“契約の箱”を、神輿(みこし)を
かつぐように移動しながら礼拝をするわけです。シオンに上る
この時の大行列も、静々と厳かに進みゆく、壮大な眺めだったの
でしょうね。


「門よ。お前たちのかしらを上げよ。永遠の戸よ。上がれ。


  栄光の王がはいって来られる。」 (詩編24:7)


いよいよ栄光の王、聖なる主がシオンに住んでくださる。
古くからある、門の戸が上がろうとしている。
ヘンデルメサイアの中でも、この場面が高らかに歌われて
いるそうです。


ダビデの感動と興奮、喜びはどれほどのものだったでしょうか。
狂喜乱舞する夫の姿に、ミカル夫人が呆れて、冷たい視線を
浴びせたほどだったというのですから(・・;)


クリスマスから教会の暦は新しくなります。年末年始が
続くので、慌ただしさの中にありますが、新しい一年の
目標として、この聖書箇所の呼びかけに応えられることを
掲げたいと思います。


自己中心な考えに走り、空しいものに心を注ぎ、的外れの
ゴールに向かい、尊いいのちを終わらせることのないように‥。
神と人を愛し、本当に大切なものに目を向け、正しい道に導いて
くださるイエス様を、心の戸を上げてお迎えできるように‥。


 本年もどうぞよろしくお願いいたします。