シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

「空っぽ」は自分磨きのチャンス

 
 
 
「休暇」という意味のバカンスやバケーションは、英語のvacant
「空っぽ」から派生したものだそうです。思うに日頃の煩わしい
人間関係や仕事の鬱憤からしばし離れ、まったく空っぽにリセット
することによって本当の自分を取り戻すのが真の休暇、つまり
バカンスでありバケーションと言えるのでしょう。
 
 休日や休暇という言葉に強いインパクトはありませんが、そこに
「空っぽ」の意味を結びつけると、透明人間、浮世離れ、現実逃避などの
 イメージが浮かび上がり、より開放感が増すような気がするから
 不思議です。ひょっとしたら人の深層心理には、空っぽ願望が潜んで
 いるのかもしれませんね。
 
 school「学校」、scholar「学者」の語源は、ギリシア語のskhole
余暇」だそうです。一見、どこでどう結びつくのかと悩みますよね。
これについて、たしか以前読んだ小塩節著『ドイツを探る』の中に
触れてあったのを覚えています。
 
 古代ギリシアの世界では、学問が出来るのは生活に余裕がある
貴族に限られており、彼らが知識教養を高めるために余暇を利用した
ところから学問=「余暇」になされるもの、学問をする場所=「学校」
となったらしいのです。要は「余暇」とは余ったヒマどころか、
深く内面を見直し磨くためのゆとりの時間を意味する、そんな説明
だったような‥。うろ覚えですみませんが^^;
 
 こじつけるのが好きな私、イエス様の有名な山上の垂訓の一つ、
「心の貧しい者は幸いです。」の「貧しさ」と「空っぽ」をどこか
重ねて考えてしまいます。心が空っぽでないと、良いものは満ちて
こない。単純な理屈です。自分には誇れるものが何もないから、
神様、良いものを私にください。信仰は、そんな無一物の貧しさから
始まるものだと思うのです。
 そういうわけでバカンス、バケーションは自分磨きの大切な時。
知らず知らずについてしまった心の贅肉を削いで空っぽにして、
もっともっと良いものを増やしていきたいものです。
 
  フラッと入ったお店でキャンドル型の可愛いガラスペンを見つけ、
 つい衝動買いしてしまいました。ガラスペンは数多いコレクションの
 うちの一つです。しかも超安価!書き味なめらか!買って大正解!
  こんど空っぽの時間ができたら、これを使ってガチで勉強しよう。
 そして自分力アップを目指したいと思います。