「葉が落ちると、青い空は大きく広がる」
誰の言葉かは分かりませんが、このフレーズが大好きです。
ちょうど今、隣の神社の大樹は落葉の季節。
毎日、掃いても掃いても、マンションのベランダには落ち葉が
ハラハラと舞い込んで来ます。
夏の暑い盛り、うっそうと繁った木々が、ひんやり涼をもたらして
くれる住まいは快適そのもの。
そんな奥行きのある緑の壁も、秋の深まりとともに少しずつ
薄らいでゆきます。葉っぱのフレディが旅に出るごとく。
そうか、こんなに空が青く、高く、明るかったのか!
わけもなく心が躍り、晴れやかな気持になれる、毎年の約束ごと。
そして、思い出す冒頭のフレーズ。
「葉が落ちると、青い空は大きく広がる」
当たり前のことを、当たり前のようにではなく、心の引き出しから
出して、また来年のためにしまっておこう。
ある晩秋の一日の一コマです。
※写真は新宿御苑で撮影したバラ。青空に映えそうな色ですね。