シャロンの薔薇

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世界ではじめのクリスマス

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今日はイエス・キリストがお生まれになった聖なる日。
2000年前、ユダヤベツレヘムという小さな村で生まれた一人の幼子イエス
歴史上に、彼ほど多くの人の生き方を変えた人を知りません。

今日はクリスマスに因んで、教会学校でよく愛唱される賛美歌と、
「ある一人の人の生涯」(作者不詳)という詩を紹介します。


  「世界ではじめのクリスマス」  山内 修一 作詞・作曲


1.世界ではじめのクリスマスは ユダヤの田舎のベツレヘム
  宿にも泊まれず家畜小屋で  マリヤとヨセフの二人だけ
  赤子のイエスさま草の産着(うぶぎ) 揺りかご代わりの飼い葉桶
  やさしい笑顔に見守られて  恵みの光が照らすだけ

    ※折り返し

   グローリア グローリア グローリア グローリア
   イン エクセルシス デーォ

2.不思議な光が空を照らし   野原の牧びと驚いた
  み使い教えたベツレヘムへ  イエスさま拝みに駆けだした
  たしかにおられた救い主だ  まことに賢きみどり児じゃ
  我らがイエスさま拝めるとは 世界でいちばん幸せよ
    ※
3.キリスト探して博士たちは  東の国から遠い旅
  星影たよりにベツレヘムの  うま屋でイエスさま見いだした
  尊きキリスト神の御子よ   み告げのとおりのお姿だ
  黄金 乳香 没薬(もつやく)など まごころ尽くして捧げましょう
    ※
4.世界ではじめのクリスマスは 小さな小さなクリスマス
  けれども喜び満ちあふれた  気高いまことのクリスマス
    ※
  気高いまことのクリスマス

          ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

    ある一人の人の生涯      作者不詳

彼は 名もない村に
村娘を母として生まれた。
別の村で成長し そこで
30歳まで大工として働いた。
その後 3年の間
巡回説教者として 村々を巡り歩いた。

彼は一冊の本も書かなかった。
選挙に出たこともなく
家庭も 自分の家も持たなかった。
大学にも行かず
故郷から320キロ以上 旅したことはなく
ふつう 人が偉大だと考えることは 何一つしなかった。
自分の身一つ以外に 何の肩書きもなかった。

世評が彼を攻撃しはじめたとき
彼はまだ33歳だった。
友人たちも彼を見捨てた。
敵の手に引き渡され
かたちだけの裁判で なぶりものにされた。
2人の泥棒に挟まれ その真ん中に
釘で十字架につけられた。

死を目前に 彼の
唯一の持ち物だった衣服は
死刑執行人たちの くじ引きにされた。
彼が死んだとき 死骸は
知人の同情で 他人の墓に葬られた。

それからおよそ二千年が過ぎ去った。
今や彼は 全人類にとって最重要人物であり
人類に向上をもたらす存在である。

今日に至る歴史の中で
かつて進軍した いかなる軍隊も
かつて航行した いかなる戦艦も
成立した いかなる議会も
統治した いかなる王たちも
さらに それらすべてを合わせても
この たった一人の人の生涯ほどには
地球上の人間の生に
影響を与えることはなかった。


街中にあふれるイルミネーション。
その明るさ、輝きは心躍るものですが、せめて今夜だけでも
闇の中に生まれた真のクリスマスの光に心を留めてみてはいかがでしょうか。