シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

祈り

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今年も新しい一年の幕が開きました。
あれよ、あれよという間に、もう一週間が過ぎようとしています。
今年こそ、時の流れに身を委ねるだけの消極的な生き方を改め、
潮目を見きわめ流れを引き寄せる、そんな生き方を目指したいと
思っています。

2009年の私のテーマは“祈り”。

よく「鰯の頭も信心から」という言葉を耳にします。
その意味は広辞苑によると「鰯の頭のようなつまらないものでも、
信仰すると、ひどくありがたく思える」というものだそうです。

信仰の対象は人それぞれ違って良いのですが、祈りはやや違います。
祈りとは、祈る対象がなければ成り立ちません。

ただ漠然と祈るのは、祈りの本質から大きくかけ離れていると思うのです。
祈りとは、自問自答する中で答えを見つける自己完結の行為ではなく、
相手の応答の中に答やヒントを見出すものではないでしょうか。

だから祈る相手のことをよく知り、親しい関係になければ、
当然、心のすべてを吐き出すことは出来ないでしょう。

誰に、何を祈るのか‥

今年は、そのことをより深く求めながら、日々の暮らしの中に
多くの祈りを取り入れていきたいと思っています。


ルターは、逆境にある時、危急の時、寝る時間がないほど多忙を
極める時こそ、多くの祈りに時間を割かなければならないと言いました。
なぜなら祈りは、私たちのすべての行動の原動力になるものだからです。
また、祈りは体内に酸素を取り入れるように、呼吸のようにするもの‥
そう言われますが、365日、意識し続けるのは本当に難しいこと。
いつも挫折のくり返しです。

祈りが自然にわき起こるように、祈りのヒントを探してみました。
今年ささげる祈りが、いくつ叶えられ、実を結ぶことが出来るかを、
期待しつつ一年をスタートさせたいと思います。

 「祈りたいと思うこと、それ自体が祈りなのだ」(ジョルジュ・ベルナノス)

 「『ありがとう』 一生のうち口にする祈りがこれだけだったとしても、
  それで十分である」          (マイスター・エックハルト

 「神は、祈ろうとする者の心に祈りを与えてくださる」(ジョン・クリマカス)

 「自分が祈っていることさえも気づいていない人の祈りが、実はいちばん
  すぐれている」             (聖アントニオ)

 「最も優れた祈りは、言葉よりもうめき声である」(ジョン・バンヤン

 「一人の人間の中身は、その人の祈りの中身である」(アラン・エクレストン)

 「祈りとは、森羅万象に心を合わせて生きる努力なのである」(コールリッジ)


          ジーン・ヒントン編『祈りの泉』365のことば より抜粋

 
 ※年頭の写真は、新年にふさわしい富士山の雄姿です。