
陶芸を習い初めて早11年。 そろそろ食器棚も満杯になってきました。
子どもの頃、泥まんじゅうを作るのが大好きで、水をつけつけ、できるだけ
固く丸め、手のひらでピカピカに光るまで転がして遊んでいました。泥の
ホクホクして優しい感触が好きだったのだと思います。
泥遊びが好きな子どもでしたから、いつか陶芸をやってみたいなと思って
いました。自分ではあまり覚えていないのですが、次男のお嫁さんに陶芸への
憧れを話したことがあったらしく、夏休みの「陶芸・親子体験教室」に孫と
参加するようにと申し込んでくれたのです。 “親子”ではないのですが(^o^;)
そこからはすっかり陶芸の“どろ沼”(?)にはまり、スローペースですが、
ふだん使いの食器やプレゼント用の器を作り続けています。


今年最後の作品となる銘々皿が今日、焼き上がってきました。
白い角皿には刺繍の図案集を見てアレンジしたバラの蕾を毛筆で絵付けを。
オーバルの黒い皿には先が丸い鉄筆で削り彫りを。
趣の全く違う白黒の皿は、ちょっと斬新。食卓に並ぶのが楽しみです。
ところで、黒い皿の模様について少し説明したいと思います。
魚の形をしていますが、よく見ると何やら文字らしきものがありますね。
実は、これは“イクスース”と読み、一つの暗号を表しています。
初代教会のクリスチャンたちは、ローマ帝国の迫害下で信仰を公に
することが許されず、気づかれずにお互いを認識するためシンボライズ
されたのが、この魚の形だったのです。
「イエス・キリスト・神の・子・救い主」というギリシア語のイニシャルを
並べると「イクスース」となり、これはギリシア語で魚を意味します。
イニシャルをウロコのように描くという発想、なかなか賢いですね(^_^;)
参考までに調べたギリシア語を書いておきます。
「Ἰησοῦς(イエスース)・ Χριστός(クリストス)・Θεοῦ(セウー)・
Yἱός(フイオス) ・Σωτήρ(ソーテル)」
⇨ 「イエス・キリスト・神の子・救い主」 ⇨ ΙΧΘΥΣ(イクスース)
マルコの福音書1章17節にこう書いてあります。
イエスは彼らに言われた。
「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしてあげよう。」
なぜ魚の形がクリスチャンを表すのかというと、このイエスさまの言葉に
由来するのでしょう。私もクリスチャンの一人として、暗号である魚の
マークを模様にするのも面白いかなと選んでみたのですが、自画自賛と
いうか、なかなか可愛い仕上がりになり満足しています。