※ 紫陽花の返り花
「心配事の9割は実際には起こらない」というインパクトの
ある言葉を、何かの本で目にしたことがあります。
人間の心はなかなか複雑に出来ていて、心配や不安の種が
芽生えると、それがいつの間にか増殖し、気がつくと
八方塞がりになっていることがよくあります。
上の言葉は、楽天主義的に、文字通りに解釈するものではなく、
心が疲弊し、擦り切れるほどに心配したり、悩み苦しむことの
ないようにという、戒めの意味を含む言葉のようにも思えます。
確かに、雪だるまのように膨れ上がった心配事は、心の90%を
占めてしまうほど悩ましいものだと思います。ですが、心配事の
正体を突き詰めていくと、それは妄想であったり、取り越し苦労に
過ぎなかったり‥ということはよく聞く話ですよね。
思い煩いによって心が占領される時、まずは冷静に、心配事の
根っこにある塊(かたまり)を探すことが、先決かもしれません。
心の根っこに陣取った悩みの正体が見えてきたら、周りを囲んでいる
余計なモヤモヤ部分を、一つずつ、引き算していけば良いのです。
さあ、それから先は神さまの領域です。まだ残る不安や恐れを、
いったん神さまに預けることから始めるのが良いでしょう。
信じる者の明日を守り、責任を持ってリードしてくださる神さまに
全権をお委ねして祈ること。平安な心こそが、最強の心配事処理法。
そんな心の持ち方が出来たらハレルヤ(心も晴れるや)ですね(*^^)v
ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。
明日のことは明日が心配します。
苦労はその日その日に十分あります。
マタイの福音書6章34節