シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

子育てのゴールは、子別れである

   コーヒーの木に豆が‥

昨日、今日と急な冷え込みに震え上がっています。

一昨日は半袖を着ていたのに、今日は長袖2枚でも肌寒いほど。

この季節、実は大の苦手です。冬から春に変わる三寒四温

時期もそうですが、秋風が立つ9月、10月は、私にとって最大の

関門。体内バランスが季節に追いつかないのでしょう。

 

息子たちや中学生の孫は毎日、電車で通勤、通学しています。

早朝、それぞれの家から自転車を走らせ最寄り駅へ向かうので、

そろそろ防寒グッズが必要ですね。

 

気がかりなのは、中1の孫が、とても薄着であること。

細身なので、いっそう寒々と見えます。半袖で過ごすことが多く、

よほど寒くならない限り上着を着ません。

「今日は上着を着て行ったかなぁ」と、氷雨降る空を見上げては、

気を揉んでいます。傍に親がいるわけだし、祖母が心配するまでも

ない、それこそ老婆心以外の何物でもないのですが(^o^;)

 

以前、教会主催の講演会で、子育てについて興味深い話を

聞いたことがあります。「子育てのゴールは、子別れである」

というもの。子どものために「何をしてあげられるか」という

「足し算」から、子どものために「何をしないようにするか」

という「引き算」に、考え方をシフトするという内容でした。

 

年齢に応じ、口を出したり手助けすることを減らしていき、

子どもの自立を妨げないようにする。反抗期は親離れに必要な

プロセスであるので、思春期にさしかかったら「一定の自由と

責任」をセットで与え、親が尻拭いをしない。孫のケースで

言えば、薄着をして風邪をひくのも自己責任。そう気づかせる

ことも、子育ての手の内ということなのですね。なかなか、

情が邪魔をして、難しいところではあります(^o^;)

 

「子育てのゴールが、子別れである」

 

子育ての極意とも言える深い言葉です。

振り返れば、十分とは言えなかった我が子育ての日々を反省しつつ、

今、子育て真っ最中の息子夫婦には、あらためてしっかり伝えたい

言葉だと思いました。