シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

マドンナは白檀(びゃくだん)でなく、樫の木の中に

 

  人はマドンナを彫刻しようと、

  白檀(びゃくだん)の木を探しながら、

  材木置場でけとばしている樫の木の中に

  美しいマドンナが隠されているのに

  気がつかずにいるのです。

           J.R.ミュラー

 

白檀の香り‥、中国土産の扇子を広げた時の、あの香りですね。

お香を焚いたような独特の甘い香りが浮かびます。強すぎる香りは

ちょっと苦手ですが、精油としてのサンダルウッド(白檀の英名)は

爽やかで大好きです。スコットランドへ旅行した友人が、お土産に

買ってきてくれたサンダルウッドとフランキンセンスブレンド

オイルは、リフレッシュしたい時に最高! デスクの必需品です。

 

何かを作ろうとする時、徹底的に材料にこだわる人もいますし、

あまり気にしない人もいます。私は後者のほうかな。もちろん、

良い材料にはそれだけの価値があり、出来栄えも良いでしょう。

でも、もう少し周りを見渡して、身近に材料になるものを探すのも

造り手の醍醐味のように思うのです。

 

たしかに白檀ではなくても、ふだん材木置場でけとばしている

樫の木の中に美しいマドンナが隠れているかもしれません。昔、

姪っ子たちと一緒に見たTVアニメに『樫の木モック』という作品が

ありましたが、あの愛すべきモックだって、おじいさんが一生懸命に

木を彫って生まれてきたのですから。

 

良いものは、良いものからしか生まれないと、初めからハードルを

上げることは、本当に良いものを見落としてしまうかもしれません。

私たちの周りには、材料になるかもしれない“物たち”が山ほど

転がっているのですから。ひょっとして、そこにマドンナが隠れて

いるかもと、想像を逞しくするのも面白いと思います。

 

話をきれいにまとめた後に、まったく低次元の例になりますが、

ラクタから、こんなカードが出来上がりました。

 

 

雑誌、包装紙、チラシなどなど。いつか、何かに利用できるかと

切り取っては入れ、山のように集まった図案素材の切れ端。今日は

その一つに目が留まり、カードにアレンジしてみました。

 

記事の内容に無理やりこじつけた感はありますが、まあ、こんな

楽しみ方もありといったところで‥(^o^;)