昨年、今年と緊急事態宣言が続いたので、サークル活動が制限
されていました。絵も陶芸も自分史も、ようやく再始動といった
感じです。
たくさんある画材を使わないのは勿体ないので、絵はいつも
描きたいと思っているのですが、なかなか腰が上がりません。
かれこれ30年余り絵を描いてきましたが、絵の才能はまったく
ないことを自分がよく知っているので、あまり背伸びをせず、
本当に描いてみたいと思うものに出会ったときに、絵筆を
取ってみようかなくらいのスタンスでいます。
いろいろチャレンジはしましたが、まずは草花以外の静物や
風景画などは苦手です。何年も習いましたが人物デッサンも
怪しいもの。それでも完全無欠な人体には魅せられます。
これまで、魅力的なモデルさんにも、たくさん出会いました。
モデルさんと描き手にも相性があり、好きなモデルさんを
描いた絵は、なかなか良く描けて気に入っています。
さて、この方はモデルさんではないのですが、その指の
美しさ、しなやかさに大いに食指が動き、ただいま二作目を
制作中。このブログにも、時々登場するマーク・アキクサさん。
インディアン・フルートの第一人者です。マークさんは、
ネイティブアメリカンの伝統的な木管楽器を、ご自分でも
作られ演奏されるアーティスト。フルートの澄んだ音色は、
人間や自然界を造られた神さまに、笛という“管”(パイプ)を
通り道として、静かに祈りを捧げるているかのようです。
まだまだ素描の段階。これから少しずつ描き進めて
いきたいと思います。特に指には力を込めて‥。
ちなみに私は、絵の先生に下描きのほうが良いと言われます。
だいぶ前のものですが、この納屋を描いた絵もそう。
たしかに、素描のほうが迫力があるような気がします。
せっかく重い腰を上げてキャンバスを立てたのですから、
少しでも素描を超えるマークさんを目指し、より丁寧に
仕上げたいと思っています。