二回目の緊急事態宣言が発出されました。
コロナの勢いが止まりません。身を守るのに必要なマニュアルを
徹底して続けていくしか術はないようです。
コロナ禍の中で、どう時間を使うか。何をすべきか。
それぞれ立場によって違いますが、一人一人が時間の守り方に、
これほど悩み、考える機会はなかったと思います。
毎日のルーティンがあり、予定表がぎっしり埋まっていると、
時にはそれが窮屈だったり、重荷にも感じたりしますが、
「お好きにどうぞ」と無限大に広がる時間を差し出されても、
それを制御するのは容易なことではなく、むしろ途方に暮れて
しまいそうです。
無意識ではあっても、私たちにはどこかに所属願望というものが
あります。言い換えれば、誰にも侵されることのない居場所が
あること、戻って座れる指定席があるということ。その安心感が
あればこそ、自由に羽ばたくこともできます。
所属する教会では年に三回、「エクレシア」という教会便り
を発行しています。エクレシアとはギリシア語で「(神さまに)
召し出された者」を指し、転じて「教会」という意味で用いる
こともあります。
「召し出された」「呼ばれた」「招かれた」ということは、
堂々と、その場所に居て良いという特権にあずかるということ。
自分のために用意された究極の居場所があるということは、
この上ない幸せなことなのだと、あらためて感じ入りました。
さて居場所つながりで、直近の手仕事の様子を‥。
緊急事態宣言下の、時間の守り方第一弾、切り紙アートの巻。
ふだんは夫、長男と3人で囲む食卓ですが、次男ファミリーの
来訪時は7つの席が必要になります。食卓の模様替えも兼ね、
それぞれの指定席に切り紙を置いてみました。最後の写真は
お兄ちゃん孫がペイントしたもの。川崎市バス→東急バスに
変身しました。(手前)
喜ぶ孫たちの顔にほっこり。家族一人ひとりが、心地よく座れる
居場所であってほしい。そんな願いを込めた切り紙アート、
自画自賛のグッジョブです(*^^)v