数年前のこと。
友人が「エジプト王家のエンドウ豆よ」と言って、くれた種を
蒔いたら、芽を出しました。双葉はまるで朝顔のよう。
どんどん成長し、花を咲かせました。朱色に近い赤い花。
でも確か、エンジ色の花が咲くと聞いていたのだけれど‥。
そこで植物博士の孫に写メを送って、「これは何の花?」と
謎は氷解。ルコウソウ、漢字で縷紅草と書きます。葉が丸い
ものがマルバルコウソウなのだそうです。エンドウ豆は、
友人の勘違いのようでした(^o^;)
その後、マルバルコウソウは枯れてしまったのですが、今年、
何やらプランターから針のような葉っぱを付けた茎が伸びて
きて、小さな赤い花をつけました。どうやら、これがルコウ
ソウのようです。この写真では萎みかけていますが、星形を
した、とても可憐な花です。
風が運んで来るのか、知らないうちに種子が発芽して、
花を咲かせてくれる時は、思わぬプレゼントをもらった
気分になります。
昔々、九重佑三子さんが歌っていた「きいろいタンポポ」
という曲の中に、♪アスファルトの割れ目から 咲いた花‥
というフレーズがあるのですが、野に咲く草花の生命力の
強さには、本当に感動してしまいます。
年齢がバレバレですね^^;
「シオンを憎む者はみな 恥を受けて退け。
彼らは 伸びないうちに枯れる 屋根の草のようになれ。」
日本の藁葺き、茅葺き屋根には可愛い花が咲いているのを
見かけます。適度な水分があるからでしょうか。一方、
イスラエルの屋根はフラットで硬い粘土状で出来ていて、
種子が風に運ばれて落ちて、芽を出しても、照りつける
太陽で、すぐ干からびてしまうそうです。しっかり根を
張る前に、砂漠の風塵に萎れ、そのうえ雨が少ない地域
ですから、草が伸びるとは思えません。「そんなものは
すぐに枯れ、捨てられてしまうぞ」という神さまの
厳しい警告のことばです。
草花にとって大切なのは土壌、そして成長に必要な環境と
手入れ。それは私たちにも言えることだと思います。
神さまのことばを受け入れる心の整備、悔い改め。
すぐ切り捨てられる、伸びない屋根の草にならないよう、
自己吟味という手入れを怠らないようにしたいものです。
追記 今朝の花。⭐️がくっきりです。