シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

伸びない 屋根の草にならないために

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数年前のこと。

友人が「エジプト王家のエンドウ豆よ」と言って、くれた種を

蒔いたら、芽を出しました。双葉はまるで朝顔のよう。

どんどん成長し、花を咲かせました。朱色に近い赤い花。

でも確か、エンジ色の花が咲くと聞いていたのだけれど‥。

 

そこで植物博士の孫に写メを送って、「これは何の花?」と

聞いたところ、「マルバルコウソウ朝顔の仲間だよ」と。

謎は氷解。ルコウソウ、漢字で縷紅草と書きます。葉が丸い

ものがマルバルコウソウなのだそうです。エンドウ豆は、

友人の勘違いのようでした(^o^;)

 

その後、マルバルコウソウは枯れてしまったのですが、今年、

何やらプランターから針のような葉っぱを付けた茎が伸びて

きて、小さな赤い花をつけました。どうやら、これがルコウ

ソウのようです。この写真では萎みかけていますが、星形を

した、とても可憐な花です。

 

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風が運んで来るのか、知らないうちに種子が発芽して、

花を咲かせてくれる時は、思わぬプレゼントをもらった

気分になります。

 

昔々、九重佑三子さんが歌っていた「きいろいタンポポ

という曲の中に、♪アスファルトの割れ目から 咲いた花‥

というフレーズがあるのですが、野に咲く草花の生命力の

強さには、本当に感動してしまいます。

年齢がバレバレですね^^;

 

「シオンを憎む者はみな 恥を受けて退け。

彼らは 伸びないうちに枯れる 屋根の草のようになれ。」

            (旧約聖書詩篇129篇5-6節)

 

日本の藁葺き、茅葺き屋根には可愛い花が咲いているのを

見かけます。適度な水分があるからでしょうか。一方、

イスラエルの屋根はフラットで硬い粘土状で出来ていて、

種子が風に運ばれて落ちて、芽を出しても、照りつける

太陽で、すぐ干からびてしまうそうです。しっかり根を

張る前に、砂漠の風塵に萎れ、そのうえ雨が少ない地域

ですから、草が伸びるとは思えません。「そんなものは

すぐに枯れ、捨てられてしまうぞ」という神さまの

厳しい警告のことばです。

 

草花にとって大切なのは土壌、そして成長に必要な環境と

手入れ。それは私たちにも言えることだと思います。

神さまのことばを受け入れる心の整備、悔い改め。

 

すぐ切り捨てられる、伸びない屋根の草にならないよう、

自己吟味という手入れを怠らないようにしたいものです。

 

追記  今朝の花。⭐️がくっきりです。

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