入梅かと思うような、小雨が降ったり止んだりの今日このごろ。
梅雨寒と書いて「はだざむ」と読むそうですが、まさに肌寒い
日が続いています。気象予報士によれば、梅雨入りはまだ先
とのこと。今の雨模様は「走り梅雨」と呼ぶのだそうです。
日本語は趣があって、奥が深いですね。
たしか過去記事でも紹介したことがありますが、こんな詩が
あります。
「庭を造る」 作者不詳
人は耕し植え、草を抜く。
鍬と鋤をもって汗を流す。
神は光と雨と風を送られる。
そして庭が造られる。
人は耕すことを喜び、
また、土を起こす。
何と素晴らしいことよ、
神とともに働くことは。
『リビングライフ』という月刊誌に掲載されていたものです。
定年退職後、夫は庭いじりが趣味の一つになりました。庭と
言ってもマンションのベランダですので、大がかりなものでは
ありません。それでも一つ増え、二つ増えしていくうちに、
けっこうな種類の草木が所狭しと鎮座するようになりました。
植物は季節の移ろいを、いち早く教えてくれるメッセンジャー。
どの花一つとっても、欠けるところのない完璧さに感動します。
手塩にかけた分、しっかり呼応してくれるところも園芸の魅力
でしょうか。という私は、もっぱら鑑賞専門部。こまめに夫が
手入れするのをニコニコしながら眺め、写真に撮るだけ‥(^o^;)
株分けして増えた紫陽花の蕾が、開花を待ちかねています。
これからしばらくの間、雨の季節に咲く花々が、うっとうしさを
吹き飛ばしてくれることでしょう。