風邪の予防にビタミンCが効果的という通説を信じ、数年前から
毎朝、リンゴジュースにレモンを絞って飲んでいます。夫と二人
でレモン一個。農薬を使わない国産のものなら一個120~150円。
けっして安くはありませんが、健康対策として続けています。
3、4年前のこと。植物を育てるのが大好きな孫と一緒に、
レモンの種をひと粒ずつ、2つの鉢に植えました。十分に
再生能力のある種だったらしく、やがて芽を出し、この通り。
植物に名前をつけるのがマイブームだった孫は、それぞれの
鉢に「レモンちゃん」「レモン花子」とネーミング。
「れもんちゃん」の鉢は自分の家に持ち帰り、地植えにして
今も大切に育てています。
それから「レモン花子」の成長著しく‥
今年の花子ちゃんは、この通り。立派な成長ぶりです。
棘があるので水やりの時など、たまにチクッと肌を刺しますが、
いつか実をつける日を思い描いて、大事に大事に世話をしています。
たった一粒の種が、地中で人知れず成長し、芽を出す。
考えると、これはすごいエネルギーが働いていることだなあと
感慨しきり。
土を耕し、種を植え、水や肥料を与え、風雨や害虫から守り、
心を注いで手入れをする。でも、土の中で起きていることは
全く分かりません。様々な条件や要素に加えて、着々と種を成長
させているのは、人の手の及ばない神様の領域なのでしょう。
私が植えて、アポロが水を注ぎました。
しかし、成長させたのは神です。
新約聖書 コリント人への手紙第一3章6節
これまで歩いて来た道を振り返ると、私の人生の折節にも、
福音の種が蒔かれていたことに気付かされます。心を耕し、
種を蒔き、適度な水や肥料を与え、成長の妨げになるものを
遠ざけて守ってくれたくれた信仰の先輩たち。そして今もなお、
手を休めずに成長させ続けてくださっている神様の愛と忍耐に、
感謝があふれます。