シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

時にはアナログの世界に浸って

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写真右は一番最初に使っていたスマホ。左は「ことば選び

辞典」(Gakken)です。この豆辞典が今、若者の間で売れて

いるのだとか。掌に収まるスマホサイズが受けるのでしょうか。

 

類語辞典なので、「えーと、あれなんだっけ‥」と、それらしき

ことばを探す時に便利。これ、お勧めです。たとえば―。

【つまらない】を引いてみると、「味気ない・味も素っ気もない・

興ざめ・愚にもつかない・子供だまし・冴えない・砂を噛むよう・

座が白ける・艶消し・取るに足りない‥などなど。

ブログを書く時の必需品と言えるかもしれません。

 

すべてPCスマホで間に合う時代、辞書を調べる機会は

激減しましたね。でも、世の中がほぼアナログだった昔、

コツコツ調べたことは大人になっても、結構覚えています。

 

長男が中学3年頃のこと。部活や受験勉強で、とにかく

疲れていたのでしょう。朝も夜も眠い・眠いと言うばかり。

四六時中、「ほら起きなさい!」と怒鳴っていた気がします。

ある日の日曜日、教会学校から帰った長男。

「お母さん!神さまは、ほんとにいるよ。僕のことを見てた!」

教会学校でどんな話を聞いてきたのでしょうね。とにかく

びっくりした顔をしていました。

 

聖書のどこを読んだのかを聞くと、どうやら次の箇所でした。

 

怠け者よ。蟻のところへ行け。そのやり方を見て、知恵を得よ。

蟻には首領もつかさも支配者もいないが、

夏のうちに食物を確保し、刈り入れ時に食糧を集める。

怠け者よ。いつまで寝ているのか。いつ目を覚まして

起き上がるのか。

少し眠り、少しまどろみ、少し腕を組んで、横になる。

すると、付きまとう者のように貧しさが、武装した者のように

乏しさがやってくる。   (旧約聖書 箴言6章6-11節)

 

ワーカホリックは良くないけれど、勤勉であることを聖書は

勧めています。怠け癖は無駄な言い訳の元を生み出し、いつも

やり残しの仕事を抱えて憂鬱です。最後は慌てふためき、

大わらわ。怠け者の行末は、ざっとこんなものでしょうね。

 

忙しい時は仕方がありませんが、時間にゆとりのある時は、

じっくりアナログの世界に浸って、辞書のページを繰るのも

必要なことかと思います。調べてメモしたその知恵や知識が

いつか役立つかも‥。

そんな、ささやかな楽しみも乙なものかもしれません。