シャロンの薔薇

聖書から学んだこと・日々の出来事・ハンドメイド

聖書

向日葵(ひまわり)のような人

もう20数年前のこと。ドイツ人宣教師S先生が教会を訪ねて きました。教会の主任宣教師だったB先生と神学校時代の同期で、 親友でもあったことから、二人はいつも協力関係にあり、よく 教会を訪ねていたのを覚えています。明るく、フレンドリーな S先生とは、…

心を研いでくれる友の存在

聖書は心に響く言葉の宝庫です。多くのクリスチャンは、 いくつもの愛唱聖句を持っています。 私の好きな聖句の一箇所、箴言(しんげん)27章17節を、 3通りの訳で書いてみます。“友”の本質を突いています。 鉄は鉄によって研がれ、人はその友によって研がれ…

良い器は、よく練られた粘土から

昨年以来、習い事への取り組みもずいぶん減りました。 二回のワクチン接種も済み、遠慮がちにではありますが、 サークル活動にも復帰し始めています。 陶芸の先生から「作品が焼き上がりました」という連絡を いただいたので、ワクワクしながら受け取りに行…

道端に咲く小さな花でさえも‥

桜が散る頃は、まだ肌寒さが残りますが、柔らかな陽の光が 確かな春の訪れを感じさせてくれます。 4月に小学6年生になった孫(男の子)は、幼い頃から植物が 好き。電車、魚‥と興味の対象は増えつつありますが、もともと、 好きなものへの関心は今も進行形…

人生は答えで生きるものでなく、問いで生きるもの

真面目な人ほど問題や悩みを解決しようと、一生懸命になりがち です。哲学、心理学、スピリチュアル‥。様々な分野の中に、 納得できる答えを探そうとします。 果たして、答えは見つかるのでしょうか。 藤木正三著 『灰色の断想』の中に、こんな一文がありま…

分かれ道、どちらを選択するか

東日本大震災からまもなく10年。 私はその日、上り東北新幹線の中で地震に遭遇しました。 10年一昔と言いますが、3月の声を聞くと当時の記憶が コマ送りのように蘇ります。それだけ深く心に根を下ろした 出来事だったのだと思います。 避難所へ一歩を踏み…

感謝は足し算のようなもの

聖書学者のマシュー・ヘンリーのことばから。 感謝は足し算のようなもの すべてのことに感謝すると そこには神様の祝福が増し加わる どこででも、どんなことにでも感謝すると プラスの祝福が訪れる しかし反対に 恨みと不平は 引き算のようなもの 有るものま…

いずれそのうち、という日はない

※新年にあたりタイトル・トップ写真を新しくしました。 ブラックティという、クラシックな色合いの薔薇。 絵は油絵を描き始めた頃の作品です。 新年おめでとうございます。 憂慮すべきコロナ禍中に迎えた2021年。この非常事態が 終息に向かい、一筋の光明が…

わたしの目には あなたは高価で尊い

ニットデザイナーの友人がいまして、余った毛糸や段染め糸を沢山 いただきました。かなり細い糸なので、手持ち毛糸と2本取り、 3本取りに取り混ぜて、ベストを編み始めています。最近、目も 手もおぼつかなくなってきて、完成の日の目を見るのか、何とも 怪…

失ったことを嘆くより、お返しする生き方を

少し前のニュースになりますが、10月20日、86歳の誕生日を 迎えられた上皇后 美智子様が宮内庁を通して、お言葉を語られ ました。それは何とも麗しく、心の奥底に沈む澱(おり)を 一掃してくれるような、実に清々しいものでした。 「できなくなったこと」へ…

今年も作りました ~☆クリスマスカード☆~

11月も半ばを過ぎ、クリスマスの準備が始まる頃になりました。 毎年、クリスマスカードを作り、教会の皆さんにお買い上げ いただき、収益金をクリスマス献金として捧げています。 いつの頃からか趣味の手作りカードを喜んでくれる方が増え、 リクエストも多…

「ステンレスという名のあなたに」~選ばれし者の生き方~

最新作の小丼 吉野弘さんの詩集の中に、「ステンレスという名のあなたに」と いう、ちょっとユニークなタイトルの詩があります。ステンレスの 特質をよく捉えていて、人間の生き方にも通じる深い味わいが あります。 ステンレスという名のあなたに 吉野 弘 …

伸びない 屋根の草にならないために

数年前のこと。 友人が「エジプト王家のエンドウ豆よ」と言って、くれた種を 蒔いたら、芽を出しました。双葉はまるで朝顔のよう。 どんどん成長し、花を咲かせました。朱色に近い赤い花。 でも確か、エンジ色の花が咲くと聞いていたのだけれど‥。 そこで植…

私の教えを、自分の瞳のように守れ

「私の教えを、自分の瞳のように守れ。」 (箴言7章2節) 旧約聖書・箴言(しんげん)に書いてあることばです。 箴言と聞くと、馴染みが薄いかもしれませんが、教訓や戒めと なる短いことば、つまり格言のようなものと言えば分かりやすい かもしれません。…

聴くドラマ聖書

読書好きのお嫁さんに「何か面白い本ある?」と聞くと、 最近は音声で聴く電子図書を利用していると教えてくれました。 目が疲れやすくなり、かなり読書量が減って来ていたので、 それもありかなと食指が動いていたところ、偶然「聴くドラマ 聖書」の情報を…

パンデミックに備える知恵

パンデミック(pandemic)という言葉を初めて聞いたのは、 ここ数年のことでしょうか。耳新しい言葉です。 ウィキペディアで調べるとパンデミックとは、「ある病気 (感染症)が国中あるいは世界中で流行すること」とあります。 今、中国の湖北省武漢市を中…

小さな行動の積み重ねが あなたを作る

やたらと長いタイトルですが…。 中山庸子さんの著書『夢ノートの作り方』から引用させて いただきました。以下の文も同書からの引用です。 どんなに手が届かないように思えることでも、 毎日すべてのことが実行できなくても、 ほんの小さな行動の積み重ねで…

百均で買える すぐれもの

新しい年を始める前に用意するものとして、手帳や日記帳があります。 今は3年、5年、10年と対応できるものも市販されていて、選ぶのも なかなか大変な時代かもしれません。 私は手帳にはあまりこだわりがなく、その年々で使いやすそうな ものを選んだり、手…

シクラメンを描く

先日の水彩画教室で、鉢植えのシクラメンを描きました。 薔薇や紫陽花、向日葵などはよく描きますが、シクラメンには 過去3度ほどしか挑戦していません。シーズンが、慌ただしい 12月頃の花だからかもしれませんね。 12月17日付の読売新聞・編集手帳に、1975…

わたしたちが正しい場所に 花は咲かない

『わたしたちが正しい場所に 花は咲かない』 たまたま目にしたこの本のタイトルが気になり、誰が書き、どんな 意味、どんな内容の本なのかをGoogleで調べてみました。 作者はアモス・オズ(1939-2018)。イスラエルの著名な作家です。 イスラエルとパレスチ…

香りについて思うこと

社員向け歳末バーゲンの案内に食指が動いたか、長男が高額の 松茸4本セットを購入。いくら安いとは言え、なんと24,000円也。 過去、永谷園のお吸い物でごまかしてきた我が家の食卓の歴史に 遂にピリオドが打たれました。次があるかも分からないことなので、 …

種を成長させてくれる神さま

風邪の予防にビタミンCが効果的という通説を信じ、数年前から 毎朝、リンゴジュースにレモンを絞って飲んでいます。夫と二人 でレモン一個。農薬を使わない国産のものなら一個120~150円。 けっして安くはありませんが、健康対策として続けています。 3、4…

時にはアナログの世界に浸って

写真右は一番最初に使っていたスマホ。左は「ことば選び 辞典」(Gakken)です。この豆辞典が今、若者の間で売れて いるのだとか。掌に収まるスマホサイズが受けるのでしょうか。 類語辞典なので、「えーと、あれなんだっけ‥」と、それらしき ことばを探す時…

祈りが始まるとき

日本ではイースター(復活祭)はあまり馴染みのない行事。 クリスマスがイエス様の誕生日なら、イースターは復活記念日。 どちらも、教会では同じくらい大切な日です。毎年イースター の日が変わるのも、なかなか浸透しない一因かもしれませんね。 豆知識と…

光の管理者であれ

今年もアドヴェント・シーズンがやって来ました。 4つの燭台に毎週一本ずつキャンドルを灯し、静かに イエス・キリスト降誕を待つ習慣は、日本にはない 味わい深い文化のように思います。 昨日はアドヴェント第二主日礼拝。イザヤ書からの メッセージでした…

「とげ」を持ったままで

大伝道者パウロには、〝とげ〟があったと聖書に 書いてあります。 〝とげ〟とは、欠点、弱点、短所、ハンディキャップ‥ といった意味合いのものでしょうか。 とげが体の一部に刺さったままだと、体全体が 不快指数に満たされ、やる気消失。誰でも一度は、 そ…

すべてのことにおいて感謝しなさい

1月末、不注意から転倒し右足の中指を骨折。 腫れや痛みがなかったので、すぐ治るものと高をくくって いたのですが、複雑骨折&靭帯損傷とあって、なんと全治 2か月との診断。 皆様、くれぐれも怪我にはお気をつけくださいませ。 この一ケ月半、教会と病院…

自分色に染め上げる

台風の余波で風雨が強まる朝、完全防備の構えで教会へ。 一日早い敬老礼拝に出席してきました。 初めて教会の門をくぐったのは30代半ばのこと。 綾小路きみまろさんではありませんが、「あれから30年!」の 歳月が流れ、まさに光陰矢の如しです。 なのに、い…

永遠の戸よ。上がれ。

新年おめでとうございます。 2017年が希望と平和に満ちた一年になりますように、 お祈りいたします。 今年もマイペースの悠々ブログになると思いますが、 お時間のある方は、ぜひ、お立ち寄りくださいませ。 さて、例年に漏れず忙しい年末年始ですが、少し時…

弱ってくる

11月最後の週の礼拝は第一アドベント(待降節)。 一本のキャンドルに灯が点されました。 クリスマスまで、一本ずつ増えていくキャンドルを見るのが とても好きです。今年もこのシーズンがやって来たか‥と。 この日、牧師さんが礼拝説教の中で一つの詩を紹介…