礼拝を終えて帰宅し、昼食後、春の陽気に誘われて
買い物バッグを手に、春を探しに外に出てみました。
スーパーまでの道々にも、生まれたての春が顔をのぞかせて
始めています。春爛漫まで、あと一歩の時期でしょうか。
「ムラサキハナナ」もきれいに咲いています。カタカナで書くと
どんな花? と首をかしげたくなりますが、「紫花菜」と漢字で
書けば、ぐんとイメージが湧いて来ます。
この花の中国名は「諸葛菜(ショカツサイ)」。
諸葛孔明が大群を率いて野営し、戦いに臨む時に地に種を蒔いて
育て、その若い葉を食用にしたという、兵糧の野菜だったことから
名付けられたのだとか。
花言葉は「知恵の泉」「あふれる知恵」。いかにも知恵者、孔明の
名にふさわしい、納得の花言葉ですね。
聖書には、知恵の素晴らしさを表現するフレーズがたくさんあります。
知恵を得ることは、黄金を得るより はるかに良い。
箴言16章16節
知恵の価値は真珠にもまさる。 ヨブ記28章18節
たしかに知恵はどんな宝玉にも優る価値あるもの。身を救うもの。
知識よりも、いざという時に役に立つ、たくさんの知恵を持つ者に
私もなれたら良いな‥。穏やかな弥生の風にそよぐムラサキハナナを
眺めがら、ふとそんな思いが湧いてきました。